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【特集】『豚コレラ』の感染拡大...新たな脅威『アフリカ豚コレラ』にはワクチンもない 迫る“食の危機”

10/16(水) 19:21配信

MBSニュース

豚コレラが日本で発生してから約1年。国は豚コレラの感染拡大を防ぐため空港などでの水際対策を強化している。対策を行う現場を取材した。

世界各国で感染拡大「豚コレラ」…水際対策強化する関西国際空港

豚の伝染病・豚コレラ。人には感染せず、豚肉を食べても健康に影響はないが豚やイノシシが感染すると高い確率で死に至る。アジア圏を中心に世界各国で感染が広がっているウイルスだ。豚コレラを防ぐためにどのような対策が取られているのか。日本で最も中国便が多い関西国際空港へ取材班が向かった。

関空では2019年4月から豚コレラが国内に侵入するのを防ぐため、海外から持ち込まれる豚肉の“水際対策”を強化している。そこで活躍しているのが「検疫探知犬」だ。人間の1億倍の嗅覚を持つ検疫探知犬が肉製品が入ったスーツケースを嗅ぎ分けていく。その様子をしばらく見ていると…男女2人組のスーツケースの前で止まった。

【検疫官と男女2人組】
(検疫官)「何か食べるものって、スーツケースの中に入っていますか?」
(中国人男性)「調味料が…」
(検疫官)「果物とか、お野菜はありますか?」
(中国人男性)「ないです。」
(検疫官)「お肉は?」
(中国人男性)「ないです。」

「肉は入っていない」と言うがスーツケースを開けてみると…

(検疫官)「これは何ですか?」
(中国人女性)「調味料と食べ物と…」
(検疫官)「ソーセージ出てます。」

やはり、中国製の豚肉ソーセージが4袋出てきた。

次に現れたのは大きな荷物を抱えた中国人留学生。段ボールの中からは肉製品など大量の食材が詰め込まれていた。

【検疫官と中国人留学生】
(検疫官)「これ何回も持ってきていますか?」
(中国人女性)「いいえ。」
(検疫官)「自分で食べるもの?」
(中国人女性)「・・・」

続いて検疫犬が反応したのは中国人の子どもが持つスーツケース。この中にも豚肉が入っているのだろうか。中を確認すると…やはりこちらも肉製品がぎっしりと詰め込まれていた。子どもの母親は「友達に入れられたので、中身は知らなかった」と説明した。

【検疫官と中国人女性】
(検疫官)「これ(肉製品は)、友達に入れられた?」
(中国人女性)「はい、何が入っているのか知りません。私は持って来る必要はなかったのだけど、友達の代わりに持ってきました。」

母親は最初はとぼけていたが、最終的には9kgもの肉製品を持ち込もうとしていたことを認めた。検疫官は子どものスーツケースに入っていたことについて「子どもだったらチェックが甘いだろうと意図で、あえて子どもに持たせることはあるかもしれません」と指摘した。では一体なぜ、彼らは肉製品を持ち込むのだろうか。空港にいた中国人女性に話を聞いた。

(中国人女性)「そういう食品(肉製品)を持ち込んでも禁止されていることは知らないです。中国国内では、そういう保存食(肉の加工品)をおやつで食べる習慣があります。」

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最終更新:10/16(水) 19:21
MBSニュース

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