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個人のデリバリー専門店「美智子カレー」がロケ弁界の勝者になった秘訣

10/16(水) 18:42配信

メシ通

ロケ弁とは……。
テレビや映画などの制作スタッフ、出演者が現場で食べるお弁当のこと。 そのロケ弁界で大ヒットしているカレーがある。その名も「美智子カレー」だ。 肉、野菜、果物の旨味が凝縮されたドロリとしたカレーに、刻みキャベツ、ハーブをまぶしたポテトサラダ、目玉焼きのトッピングをかけて、一気に頬張ると、口の中で美味しさが爆発する。評判になるのも納得の味だ。
今回はこの美智子カレーを生み出した店主・美智子さんに、店舗型からデリバリーへ転向し、成功を収めた秘訣をうかがった。
※取材時(2019年9月)の価格で記載しております。

絶滅寸前!「黄色いカレー」がとにかく食べたい

美智子カレーの原点はバーのまかない飯だった

──美智子カレーはもともと中野通りにある店舗だったそうですが、カレー屋を始めたキッカケから教えてください。

美智子:今から20年ほど前に中野富士見町でバーを経営していたんです。当時は「モミジデラックス・アルコホリックシャイニーバー」という店名でした。私はDIYが好きで、一度自分でお店を作ってみたかったんですよ。なので内装には、かなりこだわりました。 バーの名前にしてもそうですし、内装も住宅街に似合わないほど凝ったオシャレな作りにしたんです。 そこのまかないで出していたのがカレーです。

──最初はまかない飯だったんですね。

美智子:お店でカレーを作ると匂いがするじゃないですか。その匂いに反応したバーのお客さんが次々と注文するようになりました。 そのうち、あるお客さんに「昼間はお店を使ってないんだから、ランチでカレーを出してみたら?」と言われたんです。私の哲学に「人のいいなりになる」というのがあります。人の意見に流されるのではなく、提案を受け入れるとビジネスチャンスは拡大するんです。その結果、お店を始めて4年ぐらいでバーからカレー屋になりました。

──それにしても突然の転身ですね。

美智子:私は何より面白いことをやり続けたかったんです。だから、カレー屋の名前も「美智子カレー」にしました。

──美智子カレーという名前はどこからとったんですか?

美智子:母親の名前が美智子なんです。母親のカレーレシピを受け継いだことから、この店名にしました。私が美智子を名乗っているのはインパクトがあるからですね。レシピは完全再現と言いたいところですが、かなり改良しています。

──お母さんのカレーも本格派だったんですか? 美智子:ですね。私の世代だとお母さんのカレーは黄色いカレーなんでしょうけど、私はそれを知らなかったんです。なぜなら母親の作るカレーは、ちゃんと豚骨からダシをとる本格カレーでしたからね。それがレシピのベースになっています。

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最終更新:10/16(水) 18:53
メシ通

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