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中高一貫校に通わせたい 6年間にかかる費用とそのリアル

10/16(水) 18:12配信

ベネッセ 教育情報サイト

高校受験の必要がなくなるため、保護者からも人気のある中高一貫校。入学までにかかる費用が気になるところですが、入学してからの6年間のあいだに必要な費用は、さらに気になりますよね。

今回は、「中高一貫校に入学してからの6年間にかかる費用」「入学準備から卒業までにかかる費用総額」などについてご紹介していきます。

入学してからの6年間にかかる費用について

では実際に、入学してから高校を卒業するまでの6年間にかかる費用を具体的にお伝えします。まずは下記の表をご覧ください。

ここでは都立一貫校を公立の例として挙げています。首都圏と地方でも金額は異なりますが、一般的には公立(都立)は6年間で354~390万円、一般的な私立は780万円、高額な私立は960~1,080万円程度かかります。ここから、私立の一貫校に通う場合は、公立(都立)の倍以上の費用がかかることがわかります。また、私立の一貫校は給食ではなくお弁当持参の学校が多く、その分の食費は家計から支出されることになります。

なお、それぞれの項目の内訳は以下のとおりです。(※1)

では、受験準備期間から卒業までにかかる費用を合計すると、一体いくらになるのでしょうか。以下で具体的にご紹介していきます。

受験準備から卒業までにかかる費用について

では、いよいよ受験準備期間から卒業までにかかるトータル費用をご紹介します。

右記の表は、前編の記事もふまえた一般的な金額を表しています。ここから、公立(都立)の中高一貫校に子どもを通わせるには450万円、一般的な私立の場合は1,000万円、高額な私立の場合は1,080万円程度の費用がトータルでかかることがわかります。高額な私立の場合、中学3年間の費用のほうが高校3年間の費用より高くなる傾向があるようです。

この金額だけ見ると「資金の用意が難しいのでは」と不安になる人もいるかと思いますが、教育費の用意は長い目で考えることが重要です。これだけの資金を急に用意することは難しいですが、「いつまでにいくら必要か」を細かく把握し貯蓄計画を立てれば、教育費の貯蓄は可能になります。

また、費用のすべてを貯蓄でまかなう必要もありません。たとえば、公立(都立)の中高一貫校を受験する場合は、入学前に100万円程度貯めておけば、中学生のあいだは残りの80万円を3年間かけて家計から支出することでまかなえます。すると1年間に26.7万円、1ヵ月で2.2万円を家計から支出すればいいので、レジャー費や娯楽費の見直しで十分足りると言えるでしょう。

なお、中学の3年間でさらに100万円貯めておけば、高校の3年間も家計からの支出は1ヵ月あたり2.2万円で済みます。その場合、中学3年間では家計から月2.2万円の支出に加えて、月2.8万円の貯蓄を行うことになります。合計月5万円の出費は負担が増えますが、前編でもご紹介した国の制度「高等学校等就学支援金制度」(※2)を利用すれば、たとえば年収350~590万円世帯に対し年額約17.8万円の補助があります。

また、子どもが中学校に上がることで手がかからなくなれば、時短勤務が必要なくなる・専業主婦をしていた人がパートに出られるようになる可能性が高くなります。そうすれば、世帯収入を増やすことも可能になるでしょう。たとえば時給1,000円のアルバイトを平日3時間・月60時間増やした場合、世帯月収は6万円増えることになります。これだけでも公立(都立)の月々の教育費はまかなえてしまうのです。

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最終更新:10/16(水) 18:12
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