ここから本文です

年間被服費は1万5000円、中川淳一郎氏が服を選ぶ「2つだけの基準」

10/16(水) 19:32配信

MONEY PLUS

私の名前で画像検索すると、ガチャピンの着ぐるみを着たものはあるものの、他はほぼ全部上記のような恰好です。こうした方針をこの18年ほどずっと続けていますが、この格好だからってモテないわけではなかったし、仕事もスムーズに進む。アパレル会社や百貨店の従業員などはやはりカッコ良くあるべきだとは思いますが、男性の場合、その他の職業ではそこまで格好を気にしないでいいのでは。「変態仮面」のように頭からパンティをかぶる非常識なスタイルは当然やめたほうがいいでしょうし、「腰パン」はだらしないと思う人は存在します。ですが上記【1】は賛否両論あるでしょうが、【2】~【4】は常識的な格好ではあります。

こうした「格好の固定化」というものの利点はいくつもあります。前述の「悩まない」というのは当然のことながら、年間の被服費の予想が立てやすいことも重要です。洋服を色々と揃えたり、コーディネートを楽しむ人にとって被服費は「変動費」になりますが、格好をパターン化した場合は、自動車の車検のごとく「年に1回のメンテナンス」的な話になり、事実上の固定費となるのです。となれば、年収があまり変わらない場合のお金の使い方を考えるにあたり、家賃や光熱費と同様に支出計画を立てるための重要なデータになるのです。

私の場合は「年間1万5000円」というのが分かっているため、その他のものにどれだけお金をかけるかが大枠で把握できるようになります。そして、最大の利点は「他人の評価を気にしない」というメンタリティを獲得できるようになる点です。

いい年したオッサンなんだから、プラダやグッチやイッセイ・ミヤケなんかを着なくちゃいけないのかな、といった強迫観念もなく「暑いか寒いか」「真面目な会合があるかないか」のみを判断基準にすると、他者が自分をどう見ているかがまったく気にならなくなるのです。モテない時期は「オレは毎日同じなこの格好を改めなくては彼女ができないのかな……」なんて疑心暗鬼になり、一念発起して伊勢丹メンズ館にでも行こうか、と一瞬思ったこともありました。

しかしその直後になぜか女性からモテ、「な~んだ、このままでいいんじゃねーかよ」と開き直り、以後、同じ格好を貫き続けています。恐らくあと20年は同じ格好でいることでしょう。

傍目からは同じ白シャツを着続けても、ここ5年ほどは、折り目がビシッと決まり続けるユニクロの形状記憶的なものも出ており、昔のヨレヨレシャツ状態はもうなくなりました。メーカーの技術革新の素晴らしさを感じるとともに、この同一スタイルでありながらも今後ますます進化することが楽しみでなりません。

なお、スキニーの黒ジーンズは2990円のユニクロのものを着用していますが、スペアとして旅行先のタイ・バンコクで買った300円のものもあります。洗濯をする時はこちらを履きますが、この値段の割には履き心地も良いです。物価の安い国で洋服を買うのもオススメです。

中川淳一郎(ネットニュース編集者)

2/2ページ

最終更新:10/16(水) 19:32
MONEY PLUS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事