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アジアの社会課題 ビジネスで解決 女性起業家4人、SDGs実現へ思い共有 那覇で論議

10/16(水) 7:10配信

沖縄タイムス

 アジア女性社会起業家ネットワークサミット(県、県産業振興公社など共催)が12日、那覇市の県立図書館であった。「誰ひとり取り残さない世界」を目指す国連のSDGs(持続可能な開発目標)を実現するために、社会課題を解決しながらビジネスを展開する4人の女性起業家が、それぞれの経験や思いを語った。来場者らと問題意識を共有し、多様性のある世界をつくるために意見を交わした。

 MJIエンタープライズの加藤侑子最高経営責任者(CEO)は、ミャンマーで低所得者に少額融資するマイクロファイナンスや、金融知識を伝える無料の冊子の発行などを手掛ける。当初は従業員としてミャンマーへ渡り、2018年に発行済全株式を取得することでCEOになった。

 加藤氏は家庭・経済状況で苦労した過去を紹介した上で「起業をしたかったわけではなく、ミャンマーでマイクロファイナンスと出合って、お金に対する価値観も変わった」と説明。自身の経験から、子どもたちを支援したいとして、今後は人材育成にも注力するという。

 ビジネスレザーファクトリー(福岡市)の原口瑛子社長は、バングラデシュの牛革を使った革製品を製造・販売。国内で16店舗を展開する。未就学の労働者や障がいがある人でも、毎月の給与がきちんと支払われる工場をバングラデシュで運営する。

 原口社長は「安心安全に働ける場を、志が同じ仲間とともにつくってきた」と共創や協働の重要性を強調。「誰かを取り残す世界をつくってきたのも私たち。『帰る時は、来た時よりもきれいに』という教えがあるように、次の時代によりよい世界を残すために、取り組みを進めていく」とした。

 不動産や建築関係の画像編集などの会社を通して、障がい者の自立支援や偏見をなくす活動に取り組むベトナムのグェン・ティ・ヴァンCEOと、クラフトの製造・販売を通して女性の地位向上や文化促進、離島地域の公衆衛生向上などに取り組むインドネシアのアザレア・アユニンティヤスCEOも登壇。事業や課題を説明して連携や取引を期待した。

最終更新:10/16(水) 7:10
沖縄タイムス

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