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米医療保険株が大幅高-業界最大手の決算で医療費巡る懸念後退

10/16(水) 7:00配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 15日の米株式市場で医療保険会社の株価が軒並み上昇した。同業界の業種別指数は取引時間中としては約10年ぶりの大幅高となった。業界最大手ユナイテッドヘルス・グループが先陣を切って発表した7-9月(第3四半期)決算が好感された。

ユナイテッドヘルスは、医療支出の主要な指標である医療費支払率(MLR)が前四半期から改善し、通期の調整後利益見通しを引き上げた。MLRは加入者に提供する医療サービスの給付コストなどが保険料に占める割合を示す。MLRが上昇すると、利益率が圧迫される。

同社のMLRは、医療支出トレンドの指標と見なされることが多い。第3四半期のMLRは82.4%と、第2四半期の83.1%から低下した。小さい変化に見えるが、潜在的に数億ドルの利益押し上げ要因となる。

ユナイテッドヘルスの株価は一時8.7%上昇し、取引時間中としては2011年4月以来の大幅高となった。同業ではアンセムが一時7.2%、センティーンは4.8%、ヒューマナは5.1%、それぞれ上昇した。

S&P500管理健康医療株指数は取引時間中としては約10年ぶりの大幅高となった。2020年の米大統領選で民主党候補指名獲得を目指す有力候補が国民皆保険を提案していることが影響し、同指数は今年、2度にわたって調整局面入りしていた。

ユナイテッドヘルスが示した通期の調整後1株利益見通しは14.90-15ドル。7月時点の予想から15セント引き上げた。7-9月(第3四半期)の調整後1株利益は3.88ドルで、アナリスト予想平均の3.75ドルを上回った。

原題:Health Insurers Gain Most Since 2013 as Medical Cost Fears Ease(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

John Tozzi, Tatiana Darie

最終更新:10/16(水) 7:00
Bloomberg

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