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マラソンは「札幌市に移すことに決めた」IOCバッハ会長~開催まで10か月切る中混乱も

10/17(木) 21:30配信

ニッポン放送

ニッポン放送「ザ・フォーカス」(10月17日放送)に産経新聞論説委員・フジサンケイビジネスアイ編集長の山本秀也が出演。東京オリンピックのマラソン・競歩の開催地変更について解説した。

東京オリンピック・マラソンの札幌開催へ強い意志

IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長が、来年2020年に開催される東京オリンピックのマラソンと競歩の猛暑対策として北海道の札幌で開催する案について、強い意志を示していることが17日、大会関係者の話でわかった。スタートとゴールについては、札幌ドームが候補に挙がっている。

森田耕次解説委員)16日、IOCが東京オリンピックのマラソンと競歩の開催地を札幌に変更する検討に入ったと、突然の発表がありました。そして17日午後、バッハ会長は、ドーハで東京オリンピックのマラソンと競歩の会場について「IOC理事会と大会組織委員会は、札幌市に移すことに決めた」と2者の間で合意に達したという認識を示しました。一方、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長は、「マラソンと競歩を札幌市で開催する案について、暑さ対策の一環から見ればやむを得ない。組織委員会として受け止めることは当然」と述べ、受け入れる考えを示したということです。

山本)暑さは大敵ですからね。

ドーハ・世界選手権での棄権者続出が決め手に

森田)マラソンは(2020年)8月9日に行う予定になっておりまして、今年(2019年)の東京の8月9日最高気温が35.6度、札幌は25度だったということで、早朝に行う予定ではあるようですが、気温差がこれくらいあると。IOCのオリンピックの準備状況を監督する調整委員会のジョン・コーツ委員長は、「気温が東京に比べて5、6度低い。陸上の世界選手権で、女子マラソンで68人中40人しか完走しなかった」とドーハで行われた陸上の世界選手権で、マラソンと競歩で棄権者が続出したことが決定打になって、先週から新たな計画に向けて動き出していたということなのですね。

山本)ドーハの暑さで4割の女子選手が棄権したというのが引き金でしたよね。

森田)コーツ委員長は、東京都の小池知事や国際陸連のセバスチャン・コー会長には16日の朝にこの案を伝えていたということですが、17日に記者団に答えた小池知事のコメントです。

 

小池都知事)その直前にはコーツ委員長からお電話をいただいて、「ご相談したい」ということでお話はございました。ただ、かなり唐突な話でありましたし、これまでも各自治体でマラソンコースの走るところは皆さん盛り上がって準備をされていたという事実もございます。これから調整委員会のなかで話し合っていくということでございますので、そこの場においてはどのような形がベストなのかというところをハード、ソフトの両面で話し合っていきたいと思っています。

 

森田)IOCの調整委員会は今月10月30日から3日間、東京都内で開かれる予定になっていますので、ここで正式に議題になって正式決定になるのでしょうが、ほぼこの方向です。マラソンの開始時間は当初午前7時半スタートだったのを、男女マラソンは午前6時にスタートするということにしていたのですが、札幌でやるのならばまた午前7時半に戻すのかどうかです。札幌は冬のオリンピックもやっていますし、2017年には冬のアジア大会、それから北海道マラソンを開いているということで、受け入れ態勢はある程度できているようですが、札幌市の秋元克広市長は17日に市役所で取材に応じ、次のように述べています。

 

秋元市長)札幌という名前をIOCから具体的に挙げていただいたということについては、大変驚いていると同時に、光栄だと思っているところであります。かなり時間がタイトでありますので、東京の組織委員会ともしっかりと協議をした上でないと進められないのではないかと思っておりますし、地元の北海道を含めて関係機関の協力をいただきながら進めていかなければいけないと見ています。

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最終更新:10/18(金) 11:48
ニッポン放送

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