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中継・観客なしのサッカー南北対決 北朝鮮の対韓姿勢を反映

10/17(木) 18:42配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選H組の韓国と北朝鮮の試合が15日に北朝鮮・平壌で生中継なし、観客なしの形で行われたことを巡り、今年2月に行われたベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が決裂して以降の北朝鮮の韓国に対する態度を端的に示したものとの評価が出ている。北朝鮮との和解・協力基調を強調してきた韓国政府の政策に対しても懐疑的な世論が広がる状況となり、政府も苦心する様子だ。

 国会が統一部に対して行った17日の国政監査では、今回の平壌での試合を巡り、政府の対北朝鮮政策の実効性を疑問視する声が相次いだ。

 統一部の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官も試合が生中継されなかったことについて、「非常に失望している」と述べ、北朝鮮に対し遺憾の意を表明。その上で「統一部長官として重い責任を感じる。申し訳なく思っている」とし、今回の事態に対して謝罪した。

 北朝鮮は韓国の報道陣や応援団の入国を許可せず、北朝鮮住民の観戦も行われなかったため、試合は観客なし、生中継なしの異例の形で開催された。北朝鮮から提供された映像の画質が悪く、録画放送も見送られた。また北朝鮮側は、韓国代表の行動を厳しく制限していたことが分かった。

 金長官は、北朝鮮が生中継なしの無観客試合を行った背景について「中継権料や入場券(の収益)を放棄したのにはいくつか理由があるはずだ。最も重要なことは南北関係の小康(停滞)局面を反映させた側面があるということだ」との見方を示した。

 また「南北関係で解決しなければならない議題があり、ある一定の水準に発展するためには朝米(米朝)関係の影響力を受けるのも事実」とし、南北関係が停滞する原因の一つに米朝対話の不調があることをほのめかした。

 11月に釜山で開催される韓・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が出席する可能性については「それを可能にするためにはとても多くの努力が必要と考える。それに対する具体的な協議はない」とし、容易ではないことをうかがわせた。

最終更新:10/17(木) 18:42
聯合ニュース

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