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“エアコン25℃設定”に効果あり…検証結果発表の姫路市役所「環境省から問い合わせありました」

10/17(木) 6:35配信

FNN.jpプライムオンライン

10月も中旬に入り、しつこい暑さからやっと解放されてきたが、姫路市役所がこの夏に行っていたエアコンの設定温度にまつわる“検証”のことを覚えているだろうか?

【エアコン25℃設定の意外な検証結果に驚き】

7月1日、同市の清元秀泰市長が、今夏の市役所本庁舎内のエアコン設定温度を28℃から25℃に下げることを発表した。

これは、「労働環境を快適にして仕事の効率を高めたい」との思いから、働き方改革の一環として実施したもので、実施期間は7月16日~8月31日の午前7時~午後8時の間。

市役所で働く人にとってはありがたい話ではあるが、地球温暖化対策の一環として、冷房時の室温28℃を目安に夏を過ごすライフスタイル「クールビズ」を推進する環境省の方針と異なるため、その試みは話題となった。
当時、編集部の取材に対し、姫路市役所は「本庁舎で働く職員に後日アンケートを実施し、総合的に検証していく予定」と回答していた。
(参考記事:クールビズからの転換!? 姫路市役所がエアコンの設定温度を「25℃」に下げた狙いを聞いた)

姫路市が検証結果を発表、25℃設定は「有効な取り組み」

そして10月7日、清元市長は、この検証結果を定例記者会見で公表。回答期間は、8月21日~9月6日にかけてで、職員1518人のうち、1082人が回答を寄せたという。

その回答の一部をみてみると、

・25℃の室温設定が「ちょうどよかった」が79%
・勤務後の疲労感が「かなり軽減された」「少し軽減された」が83%
・業務効率が「とても向上した」「少し向上した」が85%
・就業意欲が「かなり高まった」「やや高まった」が83%

と、やはりほとんどの職員は今回の試みを高く評価していることがわかった。
そして、「業務効率が向上した」との言葉通り、職員の残業時間が、7月8月の2ヵ月間で前年同月比1万7,034時間も減少する(減少率14.3%)という成果をもたらしたとのことで、人件費は約4千万円の削減となった。

ここまでは、予想通りいいことずくめだが、気になるのは環境面のこと。こちらは、電気使用量は1.8%減少で経費は130,466円減少。ガス使用量は6.3%増加で201,112円増加。
光熱費としては約7万円の増加、温室効果ガス排出量は微増にとどまったという。

この結果に、市役所は「室温25℃設定は、職員の疲労感の軽減や職場の時間外削減にも寄与しており、働き方改革に有効な取り組みであることが確認できたため、来年度以降も実施する。なお、温室効果ガスの排出など環境への影響については、引き続き注視する」と結論づけている。

蓋をあけてみると、環境面でもそこまで悪影響を及ぼさず仕事の生産性が上がったという結果だったが、市役所側はどう受け止めているのか? また、環境省から何らかのリアクションはあったのだろうか?
姫路市役所人事課の担当者に話を聞いた。

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最終更新:10/17(木) 11:01
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