ここから本文です

加給年金ってどんな制度? 仕組みと条件をFPが解説

10/17(木) 8:20配信

ファイナンシャルフィールド

みなさんは加給年金をご存じですか? 加給年金とは、厚生年金の加入期間を満たし、なおかつ生計を維持する配偶者や子がいる場合に年金に上乗せされる手当のことです。

今回は、そんな加給年金の仕組みや受け取るための条件、手続き方法などを解説していきます。

加給年金の仕組み

65歳以上の世帯主で、生計を維持している配偶者や子がいる場合、老齢厚生年金に加えて加給年金が支給されます。

そして、配偶者が65歳になって老齢基礎年金を受給するようになると、加給年金は停止され、配偶者の基礎年金にその一部が振替加算されます。なお、配偶者が被保険者期間20年以上の老齢厚生年金、または障害年金を受給する場合は、加給年金の支給は停止されます。

加給年金を受給するための3つの要件と年金額

加給年金を受給するためには、以下の3つの要件を満たす必要があります。

【加給年金の受給要件】
・世帯主の厚生年金被保険者期間が20年以上ある。
・世帯主が65歳到達時に生計を維持している配偶者または子どもがいる。
・対象となる配偶者または子どもの年収が850万円未満(所得650万円未満)である。

なお、対象となる配偶者は65歳未満、子どもは18歳到達年度の末日までの間にある子または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子となります。

【加給年金額】
加給年金の額は表1のとおりですが、昭和18年4月2日以降生まれの配偶者には特別加算額が加算されますので、合計で39万100円となります。

【表1】

加給年金を受給するためには申請が必要です

加給年金の受給手続きは、老齢年金の受給申請に合わせて行います。この際、「年金請求書」に以下の書類を添付して請求します。なお、マイナンバーを記入することにより、※印の書類は省略することができます。

・世帯主の戸籍謄本
・世帯全員の住民票※
・対象となる配偶者や子どもの所得証明書※

なお、年金請求時に何らかの理由により加給年金の受給手続きができなかった場合で、新たに加給年金を請求する場合は、年金請求書に変えて「加給年金額加算開始事由該当届」に上記の書類を添付して請求します。書類の提出先は、最寄りの「年金事務所」か「街角の年金相談センター」になります。

1/2ページ

最終更新:10/17(木) 8:20
ファイナンシャルフィールド

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ