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【ドラフト特集】U-18代表最多の10安打&ベストナイン獲得の韮澤雄也(花咲徳栄)の活躍を物語る準備力 そして恩師への誓い

10/17(木) 7:30配信

高校野球ドットコム

試合のための練習をすることが韮澤雄也を大きく飛躍させた

 こうした技術だけではなく、体調とメンタルの両方を準備してきたからこそ、韮澤はチーム最多の10安打。そしてベストナインという結果を残すことが出来た。「発表されたときはびっくりしましたが、嬉しかった」という韮澤は現在、自主練習をメインに次のステージに向けて準備を進めている。

「国際試合を通じて、パワーとスピードが課題だと思いました。なので、トレーニングなどをして身体を大きくしてパワーをつけています。ただ、技術に関しては国際試合で結果を残せたのは自信にしたいです」

 そう語る韮澤だが、技術に対して慢心はない。大学日本代表との壮行試合で対戦した、森下 暢仁の伸びのあるストレートを打席で体感し、「ああいった投手を打たないといけない」と感じた韮澤はさらなるレベルアップに余念がない。

 ドラフト会議まであとわずか。「緊張とワクワクが半分半分くらい」だと語る韮澤に3度の夏の甲子園を振り返ってもらった。
 「日本一を経験するなど、大舞台を3度も経験できた。そこでしっかりとプレーできたので次につながると思います」

 また、最後の夏は副主将という立場でチームを引っ張ったことで、「自分の結果ばかりではなく、周りを見て声をかけられるようになりました。周りを見る力や、人を思う力を意識し始めるようになりました」と語る。

 そんな花咲徳栄での3年間を、「いろんな人に支えてもらって3度の甲子園に行けました。チームメイトや指導者、親。さらには先生方にも応援に来てもらえたので、感謝の気持ちが強いです」とコメントを残した。」

 将来は子どもたちに夢や希望を与える。球団に愛されるような選手を目指す韮澤。最後に色紙に一言を書いてもらうと、『練習は嘘をつかない』と書いた。その理由を聞くと、韮澤の一番の強みが見えてきた。
 「岩井先生にこういった言葉を言われて、自分が思うだけなのですが、『練習のための練習ではそれなりの実力しかつかない。それでは試合では活躍できなくて、いろいろ考えて練習しないと試合で結果を残せない。だから高い意識をもって練習をしよう』と思ったんです」

 韮澤は目的意識をもって1つ1つの練習を取り組んでいるのが印象的な選手。けれど、その背景には試合で結果を残すことを念頭に置いた、高い意識が隠されていた。この姿勢こそが韮澤雄也の最大の魅力なのかもしれない。

田中 裕毅

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最終更新:10/17(木) 7:30
高校野球ドットコム

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