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舞台「里見八犬伝」で初主演の佐野勇斗が台風被害の館山にエール

10/17(木) 17:39配信

TOKYO HEADLINE WEB

舞台「里見八犬伝」が10月17日、初日を迎えた。

 同作は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」が原作。智勇に優れ、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の8つの玉に導かれた8人の勇猛果敢な犬士(剣士)たちが出会い、立ちはだかる悪霊集団に果敢に挑み、戦いの末に悪を打ち滅ぼしていくという壮大な歴史ドラマ。

 この物語を時代物の舞台作品に定評のある鈴木哲也が原作を元に書き下ろし、深作健太氏が演出。深作氏の父である映画監督の故・深作欣二監督は1983年に「里見八犬伝」を映画化。代表作ともなっている。

 舞台は2012年に初演され、その数奇な人間ドラマをド迫力の殺陣を混じえたスペクタクルなエンターテインメントに昇華し、好評を得、これまで二度の再演を重ねた。四度目の上演となる今回はキャストを一新。今年5月に「第28回日本映画批評家大賞」の新人男優賞を受賞するなど期待の若手俳優である佐野勇斗が初主演を務める。

 10月14日に千葉・館山の千葉県南総文化ホール 大ホールで初日を迎える予定だったのだが、台風15号による被災により館山公演を断念。この日が初日となった。

 上演を前に主要キャストによる会見と公開ゲネプロが行われた。

 会見で佐野は「館山は里見八犬伝の発祥の地。八犬士のうちの3人が本番の前に館山に足を運ばせてもらった。皆さん、里見八犬伝を愛していらした。皆さんに舞台を見てもらいたいと思って頑張っていたが、とても残念で悔しい気持ちでいっぱい。館山に限らず、全国で台風の被害に遭われたところがたくさんあると思う。全国を回らせてもらって少しでも皆さんを勇気づけられる公演ができれば」などと初日を前に作品へ向けての思いを語った。

 演出の深作氏は「2012年に震災からの復興をテーマに幕を開けた里見八犬伝だが、7年たって今回は4回目。そして令和という新しい時代を迎えて、新しい素敵な八犬士が揃った。2014年の千秋楽、2017年の初日と大変思い出深い館山の地で初日を開けられることをスタッフ、キャスト一同、心待ちにしていたが、3日間スタッフが準備したところで止まってしまった。しかしその館山公演をなかったことにするのではなく、心の中で第0回公演として、東京の初日を迎えたい。館山ばかりではなく、台風で被災された他の県、震災からも10年近い時間が流れているが、まだあちこちに爪跡が残っている。そういった皆さんにも里見八犬伝の魂を届けて、楽しんでもらえれば」などと話した。

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最終更新:10/17(木) 17:39
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