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ヤクルト&西武は投手、鷹は野手強化の狙い鮮明 阪神は“ロマン”指名…12球団ドラフト診断

10/17(木) 20:53配信

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支配下で74選手が指名され最多は西武の8選手、最少は5選手

「2019年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は17日、都内のホテルで開催され、セパ12球団から支配下で計74選手が指名を受けた。最多はパ・リーグを制覇した西武の8選手、最少はソフトバンク、ロッテ、オリックスの5選手だった。

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 注目を集めた大船渡の佐々木朗希投手は4球団競合の末にロッテ、星稜の奥川恭伸投手は3球団競合でヤクルト、東邦の石川昂弥内野手は3球団競合で中日にそれぞれ交渉権が確定した。明大の森下暢仁投手は広島が一本釣りに成功。DeNAは桐蔭学園の森敬斗内野手を単独指名した。

 それでは、ここでは12球団の指名を診断してみよう。まず、1巡目指名で競合の末に、意中の“恋人”の指名に成功した3球団だ。

 佐々木の指名に成功したロッテは、昨年の藤原に続き2年連続で抽選で“当たり”を引き、将来のチームの柱の指名に成功した。2位で東洋大の捕手の佐藤を、3位で俊足巧打の外野手である高部、5位で法政大の内野手である福田を指名。捕手、内野手、外野手に即戦力の大卒選手を加え、バランスを重視した指名となった。

 奥川を指名したヤクルトは投手力強化に主眼を置いたことが良く分かる指名に。2位には日体大の吉田、3位には創価大の杉山と即戦力投手を上位で指名した。八戸学院光星の武岡を6位で指名するなど、下位では高校生野手を指名し、将来も見据えたドラフトになった。

中日は昨年の根尾に続く抽選2連勝で東邦・石川の指名に成功

 中日は昨年の根尾に続き、与田剛監督が2年連続で抽選で“当たり”を引き、地元のスターである石川の交渉権獲得に成功。根尾、石川と将来の中軸候補をチームに加えることになる。課題は投手力だが、2位で大商大の橋本、3位で東芝の岡野と即戦力投手を、4位でこちらも手薄な捕手に慶応大の郡司を指名。この3球団は競合を制したことからも、上々の指名となったと言えるだろう。

 1位で一本釣りに成功したのは広島とDeNA。広島は1位で競合必至と見られていた森下の単独指名に成功。2位で外野手の法政大・宇草を指名して上位は即戦力に。3位で鈴木、4位で韮沢と将来性豊かな面々も指名した。DeNAは桐蔭学園の森を単独指名。手薄だった若い内野手をまず指名し、2位で立命大の坂本、明大の伊勢と即戦力投手を指名した。

 このドラフトで最も驚きだったのは、阪神だろう。奥川を抽選で外すと、創志学園の西を1位で指名。その後、履正社の井上、横浜の及川、東海大相模の遠藤、中京学院大中京の藤田と甲子園を沸かせた高校生5人を次々に指名する、ファンからすれば“ロマン”溢れる指名に。将来性を重視した投手2人、捕手、内野手、外野手を1人ずつを指名し、そして6巡目で東海大九州の小川を指名した。

 先に記したヤクルトのように特定のポジションに注力した印象を受けるのは西武、ソフトバンクか。西武は佐々木を外し、東芝・宮川を巨人との競合の末に指名。2位で三菱日立パワーシステムズの浜屋、3位でBCリーグ武蔵の松岡と即戦力投手で上位3人を占めた。今季の課題だった投手の補強に力を入れた。

 ソフトバンクは積年の課題とされた野手の補強に力を入れた印象だ。石川に入札して抽選で外すと、JR西日本の外野手・佐藤を“外れ1位”で単独指名。2位では大学ナンバーワン捕手の東海大・海野、4位で東海大札幌の小林、5位で慶大の柳町と指名し、5人中4人で野手の指名となった。

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最終更新:10/17(木) 20:53
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