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武蔵小杉の台風被災で注目。タワマンは災害に弱い?知っておくべき6つのこと

10/18(金) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

各地に甚大な被害をもたらした台風19号。

住みたい街として人気の川崎市の武蔵小杉では、タワーマンションが停電、断水する被害が発生した。便利な土地に林立するタワーマンションは子育て世代からも根強い支持を集め、浸水被害は大きな注目の的に。Twitter上には安全に対する不安の声も上がった。購入を検討する人も、住んでいる人も、タワーマンションについて知っておくべきこととは。

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1.マンションに水害対策の基準はない

地域防災に詳しい東北大学災害科学国際研究所の佐藤健教授は「建築基準法では、マンションなど建築物について、地震や風に対する基準はあるものの、洪水による浸水に関しては基準がない」と話す。

国土交通省建築指導課によると、「建築基準法は、生命を脅かすような被害を未然に防ぐための規制を定めるもの。歴史的には火災や地震による被災は甚大で、そちらの対策が進んできた側面がある。水害は地域差もあり、自治体ごとに条例を定めるなどで対策を取っている。水害が深刻化し、それに合わせて規制強化することはできるが、コストに跳ね返ってくるのも事実だ」と説明する。

2.ハザードマップ、マンションの構造を確認すべし

災害時に身を守るため、どんな点に注目すべきなのか。

住宅診断などを行う「さくら事務所」の会長で、不動産売買に詳しい長嶋修氏は、「東日本大震災の後、タワーマンションの耐震性は重視されるようになったが、今回の台風を通して、浸水被害の深刻さが注目されるようになった。ただ宅地建物取引業法では、災害時にどれだけ浸水する可能性があるかについて、マンションの販売業者に説明する義務はないので、自主的に情報収集する必要がある」と指摘している。

このことから長嶋氏は「タワーマンションに限らず物件を選ぶ時には、まずはハザードマップを確認し、どのくらい浸水する土地なのかを確認すること」と話す。

前出の佐藤教授は「マンションごとに給水方法など設備は異なり、強い点と弱い点がある。自分の住むマンションの構造を知っておくことが大切だ」と話す。

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最終更新:10/18(金) 23:01
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