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ANA、国内線777新仕様機が11月就航 初便は羽田-福岡、電源とモニター完備新シート

10/18(金) 23:14配信

Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は、新シートを採用した国内線用ボーイング777-200型機の新仕様機を、11月16日から羽田-福岡線などの幹線に投入する。今年5月にお披露目した新シートで、上級席「プレミアムクラス」と普通席ともに個人用モニターや電源コンセントを設ける。

◆初日は福岡・伊丹・新千歳

 新仕様機の初便は、羽田を午前8時20分発の福岡行きNH243便。その後は折り返しの福岡午前11時20分発NH250便で羽田へ戻り、羽田午後2時発伊丹行きNH27便、伊丹午後4時発羽田行きNH32便、羽田午後6時発札幌(新千歳)行きNH75便とフライトし、札幌午後8時30分発羽田行きNH82便で初日のフライトを終える。

 ANAの予約システムによると、年内は11月16日から30日までと12月27日から31日はこのスケジュールで運航する見通し。12月1日から26日は、羽田-福岡線を1往復後、羽田-札幌線を2往復する見込み。ANAによると、新仕様機は便を固定した運航ではないため、整備などで変更が発生する可能性もあるという。時刻表や予約システムで使用する機種コードは「722」で、既存機の「772」と区別している。

 新仕様機のプレミアムクラスは、サフラン・シート・US(旧ゾディアック・シート・US)製。表面を現行の革張りから布地に変更することで、滑りにくくした。個人用モニターは、ANAの国内線用中大型機では最大サイズとなる15インチのタッチパネル式のものを採用した。

 電動リクライニングのほか、座席横にペットボトルなどが収納できる小物入れを設け、電源コンセントと充電用USB端子を設置。テーブルは90度回転する大型のものを採用した。座席間には大型ディバイダー(間仕切り)を設置し、プライバシーを確保した(プレミアムクラス新シート特集)。

 普通席はトヨタ紡織製。大柄な人から小柄な人まで、どのような体格の人が座ってもフィットするよう、背もたれのフレーム形状を最適化したり、座面を低くした。また、11.6インチの個人用モニターを採用し、テーブルのカップホルダーはクローバー型に変更することで、紙コップを取り出しやすくした。

 電源コンセントと充電用USB端子も設置。小物入れは中が見えるようにし、スマートフォンなどを入れても忘れにくくした(普通席新シート特集)。10月には、今年度のグッドデザイン賞を受賞している。

◆777-200が8機、787-8が11機

 新シートを採用する機材は、777-200が8機、787-8が11機で、2022年度上期までに順次導入。大型機の777-200は最初に投入する羽田-福岡線や、伊丹線、札幌(新千歳)線、那覇線などの幹線に投入し、787-8は幹線に加えて地方路線でも使用する。

 新仕様機の座席数は、777-200は2クラス392席(現行は405席)で、プレミアムクラス28席(同21席)と普通席364席(同384席)で、プレミアムが7席増えて普通席が20席減る。787-8は2クラス335席で、プレミアム28席(同12席)と普通席284席で、プレミアムが16席増えて普通席が39席減少する。

 競合の日本航空(JAL/JL、9201)は、9月1日からエアバスA350-900型機を羽田-福岡線に投入。冬ダイヤ初日の10月27日から羽田-札幌線、2020年2月1日からは羽田-那覇線に就航させる(関連記事)。また、羽田-伊丹線には、同社初の787-8国内線仕様機を10月27日から就航させ、機材の若返りを進める(関連記事)。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:10/18(金) 23:14
Aviation Wire

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