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アジアカップ総括&オリンピックへの道、アジア制覇は来年のメダル獲得へ良き経験

10/18(金) 18:35配信

バスケット・カウント

トランジションバスケに自信、『女王』の意地

文=小永吉陽子 写真=FIBA.com



堂々のアジア4連覇だった。勝負となった準決勝のオーストラリアに76-64、決勝の中国には71-68で勝利。どちらも序盤は相手の高さの前に重い展開となったが、粘り強いディフェンスが次第に効いてくると連続3ポイントシュートでリズムをつかみ、相手の足が止まったところで走って突き放した。優勝を遂げてトム・ホーバスヘッドコーチは「ウチの選手たちは気持ちが強い。ネバーギブアップでヘッドダウンしなかった」と選手たちの頑張りを何よりも称えた。

「日本は4月から集まって練習をしてきた」とホーバスヘッドコーチが言うように、今大会は準備の勝利だった。その差が顕著に現れたのが大一番となった準決勝だ。オーストラリアは昨年のワールドカップ準優勝メンバーを半数も擁する強豪だが、WNBA参戦のために合流できなかった205cmのセンター、エリザベス・キャンベージの不在を含め、チーム作りが遅れていた。日本としては地道に強化を図り、勝負の試合に準備してきたことを出すチャレンジをするのみ。今回はディフェンスの組織力とスタミナで上回ったのだ。

また今大会は、昨年のワールドカップのベスト8決定戦で敗れた中国を倒すことを何よりの目標としており、中国を倒してつかんだチャンピオンの座は格別だったと言える。リオ五輪後の中国は世代交代に成功し、従来の高さだけでなく走力もつけている。そんなライバル心むき出しの決戦を前にキャプテンの高田真希は「日本がトランジションゲームで負けるわけにはいかない」と発言しており、アジアのトランジション女王の意地を見せ、走り合いを制した。

狙ってつかんだアジア4連覇。そのプロセスと結果についてホーバスヘッドコーチは言う。「ウチの目標はオリンピックの金メダルなので、この優勝は何よりも経験になる。目標に向かって努力することで一人ひとりがレベルアップしてチームは上達する。このアジア制覇はオリンピックのためにも、本当に大事で必要なものです」

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最終更新:10/18(金) 18:35
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