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輸出と投資の不振続く 米中交渉の不確実性なお存在=韓国政府

10/18(金) 11:14配信

聯合ニュース

【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は18日公表した経済動向報告書(グリーンブック)10月号で、最近の韓国経済について「生産は増加傾向を維持しているが、輸出と投資の不振の流れは続いている」との見方を示した。

 報告書は「日本政府の輸出規制措置が続いており、米中貿易摩擦では第1段階の合意に至ったものの、今後の交渉の不確実性はなお存在している」と指摘。また、「世界の貿易と製造業の景気萎縮などに伴う世界経済の成長の勢い鈍化と半導体の業況不振が続いている」との見解を示した。

 政府が経済動向報告書で「不振」という表現を用いるのは4月号から7か月連続で、2005年3月に同報告書の作成を開始して以来、最も長い。

 ただ、「不振」の範囲は4月号と5月号が「鉱工業生産、設備投資、輸出」だったのに対し、6月号以降は「輸出、投資」に範囲が狭まった。

 8月の主要経済指標をみると、鉱工業生産は前月比1.4%減少したが、サービス業生産は1.2%増加し、全産業の生産は0.5%増となった。設備投資は機械類や運送装備分野で投資が増え、前月比1.9%増加した。

 だが、9月の輸出は世界経済の成長鈍化や半導体の業況不振などが響き前年同月比11.7%減少した。10か月連続のマイナス。

 9月の消費者物価指数は前年同月比0.4%下落。1965年に統計を取り始めて以来、初のマイナスとなった。農産物・畜産物・水産物と石油類の価格下落傾向が続き、昨年の農産物価格上昇の反動もあったためと政府は説明している。

 9月の消費関連の速報値をみると、韓国製乗用車の国内販売台数は前年同月比7.4%増加した。5月から8月まで減少が続いたが、増加に転じた。インターネット通販売上高は4.3%、韓国国内でのクレジットカード使用額は6.4%、それぞれ増加した。また、訪韓中国人客も24.9%増えた。一方、百貨店売上高は5.1%減、ディスカウントストア売上高は7.7%減となった。

 政府は「日本の輸出規制への対応などリスク管理に万全を期し、財政執行を加速化して下半期の経済活力補強の追加対策をスピーディーに進める」と説明。「政策手段を総動員して投資と内需、輸出の活性化を積極的に下支えする」とした。

最終更新:10/18(金) 11:14
聯合ニュース

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