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携帯キャリアは「5G」にどう向き合っていくのか? 各社のキーパーソンが語る

10/18(金) 16:46配信

ITmedia Mobile

 幕張メッセで行われている「CEATEC 2019」において、10月16日、携帯4キャリアの社長、副社長が一堂に会して5Gについて語る「5G Summit」が開催された。前半部では各社が5Gの取り組みや展望について語った。4社はどのようなスタンスで5G事業に取り組んでいくのか。

ドコモの5G開設計画

ドコモ:来春にサービスもビジネスも始める

 ドコモの吉澤社長は「5Gでより豊かな未来を」と題したプレゼンテーションの中で、中期戦略「beyond宣言」を実現するために「5Gが一番大きな手段になる」と語った。また、ビジネスシーンでよく語られているデジタルトランスフォーメーションを支えるIoT、AI、xR、クラウド、5Gといったテクノロジーの柱の中で「最も太い柱」との認識を示した。

 5Gには「高速・大容量」「低遅延」「多数接続」という3つの特徴があるが、5Gはまず高速・大容量から始まるとされている。吉澤社長も「高速・大容量と低遅延はうまく組み合わせられると思うが、3つを同時に全部に実現するのはなかなか難しい」と語った。まずは高速大容量と低遅延という特徴を生かし、4K/8Kのストリーミングやスタジアムソリューションなどを提供することになる。

 ドコモは9月20日に5Gのプレサービスを開始しており、全国40拠点で5Gネットワークを構築。2020年6月末までに47都道府県全てに最低1カ所は基地局を設けるという。その後の1年間で1万局まで増やし、開設計画では2024年度末までに2万6334局に増やすとしているが、「これは最低限の数字」(吉澤氏)。より速いペースでネットワークを構築していくそうだ。

 ネットワークシステムの話題では楽天モバイルの「完全仮想化」がよく取り上げられているが、ドコモもコアネットワークの仮想化を進めている。無線アクセスネットワークについても、コントロールユニットの親局と無線機の子局は「必ずしも同じベンダーでなくてもいい」(吉澤氏)。「ベンダークロス」を実現することにで、ネットワーク構築の効率化やコスト削減を図っていくという。なお、コントロールユニットの親局側の仮想化については「今、どういうやり方をするか検討している」状態だ。

 5Gのサービス展開については、3000以上の企業・団体が参加する「DOCOMO 5G Open Partner Program」でパートナー企業とさまざまなトライアルを行っている。コンシューマー向けにはラグビーワールドカップでの取り組みやMagic Leapと提携して提供しているxRゲーム、法人向けではワコムと共同で行っている3Dデザインの共同制作や日本プロゴルフ協会と行っているゴルフの遠隔レッスンの事例を紹介し「来春の本サービス開始のDay1から、ネットワークだけでなく、サービスやビジネスもスタートしている状況を作りたい」と意気込んだ。

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最終更新:10/18(金) 16:46
ITmedia Mobile

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