ここから本文です

「スペアク」NG連発の役者をハグした上田慎一郎、「ひげがすごくて…」と照れ隠し

10/18(金) 22:02配信

映画ナタリー

「スペシャルアクターズ」の初日舞台挨拶が本日10月18日に東京・新宿ピカデリーにて開催された。

【動画】「スペシャルアクターズ」予告編(メディアギャラリー他32件)

売れない役者の和人が、演技を利用した何でも屋の俳優事務所“スペシャルアクターズ”に誘われたことで物語が展開していく本作。今回のイベントには監督の上田慎一郎とキャストの大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛、上田耀介、清瀬やえこ、仁後亜由美、淡梨、三月達也、櫻井麻七、川口貴弘、南久松真奈、津上理奈、小川未祐、原野拓巳、広瀬圭祐、宮島三郎、山下一世が登壇した。

イベントはそれぞれの一言挨拶からスタート。上田は「いやあ、久々に緊張しますね」と口火を切り、「この前大阪で、前売り券販売を自分たちでしてきました。映画もそこにいたメンバーも無名なので、『カメ止め』の監督の次回作ですと声を出していまして。悔しかったですね。なので今日からみんなが『スペアク』のキャストですと言えるようにこの作品をどんどん広げていけたら」と強く意気込んだ。続いてマイクを持った大澤は「えーと……」と口ごもりつつ、「上田監督や皆さんとだからこそ最後までやりきることができました」と仲間に感謝。河野は「不器用な映画です。不器用な映画で何が悪いんだという映画でもあります」とコメントし、「新時代の上田監督と僕たち役者をこれから覚えといてください」と続けて「かっこいい。ロックンローラーみたいだな」と上田慎一郎から笑顔を向けられていた。役にちなんで「ボスです!」と挨拶した富士は「この映画はかっこ悪い人たちがかっこよく見える瞬間がある映画です」とアピールする。

含み笑いをしながら「こんな舞台挨拶がしてみたかったのー!」と満面の笑みを見せたのは清瀬。「オーディションを受けてから撮影、今日まで映画のような毎日を過ごさせてもらっています」と振り返る。続いてマイクを握った津上は普段は会社勤めのため、今年度の有休を本作につぎ込んだことを告白。「気持ちよく送り出してくれる上司に感謝しています」「風邪は引かれへん、旅行にも行かれへん、お盆も出社するという感じでしたが本当にここにいられて幸せです」と述懐し、MCからは「会社のトイレからオーディション用の写真を送信したんですよね」と声をかけられていた。淡梨は「僕たちに希望を持たせてくれた作品です。そういう新しい切り口を作ってくれたのが上田慎一郎監督だと思っています」と感謝を口にし、小川は「監督やキャストの皆さんからたくさん愛情をいただいたので、映画を通して皆さんにも愛情を伝えたいと思います」と述べる。

髪をオールバックにしている役を演じた三月は自身の髪の毛の生え方に難があると言い、「最終的にはヘアメイクさん3人がかりで完璧なオールバックにしていただきました。すごい雨の日も一糸乱れないものになりましたね」と振り返った。金髪ヘアの役で出演した北浦は「上田監督がプロットが決まる前からどんな役をやりたいか聞いてくれて、私が『金髪にしたい』と答えたら本当に叶えられました」とうれしさを噛みしめている様子。テレビ番組内で上田慎一郎の半生が紹介された際、再現VTRで彼を演じた経験を話したのは原野。「似てるとか似てないとか……言われるんですよ」と話し、上田慎一郎から渡された帽子をかぶると、観客からは「ああー」と反応が起こった。上田耀介が「先日の完成披露試写会の日に兵庫から上京してきまして。手ぶらで来ましたので布団がなく……」と話すと、上田慎一郎は「これがヒットしないと布団が買えないからね」と笑う。

櫻井は「監督が『僕は馬車馬のように働く』と公言して、宣伝活動をたくさんやっていて」と上田慎一郎の姿勢に感動した様子で、込み上げる思いをこらえきれず涙をぬぐう。続く仁後が「監督はみんなの見せ場を作ってくれていて、リレーをつないでいるような気持ちで臨めました」と話し、「全編でうさんくさい役でした」という川口は「監督にみんなの個性を引き出していただいた」と回想。「血を吹いただけでここに立たせてもらって」と宮島が言えば、南久松が「役作りのために人を殺す映画を毎日観ていたら、もともとネガティブなのに余計暗くなりました」と裏話を明かす一幕も。広瀬はあるシーンの撮影を振り返り、3回連続でNGを出してしまったと話す。「上田監督がダッシュで走ってきてくれて、抱きしめてくれました。『迷ってますか? 僕も迷ってます。広瀬さん、一緒に探しましょう」と言ってくれて乗り切ることができました」とエピソードを披露すると、上田慎一郎は照れた様子で「ハグしたときに広瀬さんのひげがすごくて……」と思い出していた。最後にマイクを持った山下が「今年の最高にスペシャルな映画にしますので! 本当にありがとうございました! 『スペシャルアクターズ』でした!」と締めようとし、上田慎一郎に「勝手に締めるなよ(笑)」とツッコまれるシーンもあった。

主題歌に話が及ぶと、上田慎一郎は「18人全員で歌いました。最初は歌手の人にお願いしようかと考えましたが、下手な人もうまい人も真ん中くらいの人も一緒にやった歌のほうが、この映画に合うんじゃないかと」と意図を説明。踊ってみた動画での振付は小川が担当していると話し、「え、こんな人が踊るのかというものが近日公開になります」と期待を煽る。イベント終盤には本作が香港、マカオ、台湾、タイ、中国などアジア各国で上映されることがサプライズ発表され、キャスト陣は喜びをあらわにしていた。

「スペシャルアクターズ」は東京・丸の内ピカデリーほか全国で公開中。



(c)松竹ブロードキャスティング

最終更新:10/18(金) 22:02
映画ナタリー

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事