ここから本文です

【特集】交際相手の男が…2年間も娘に「性暴力」 なぜ娘のSOSは母親に届かなかったのか 「家庭内性被害」の実態、当事者3人が語る

10/18(金) 20:20配信

関西テレビ

「幸せな、ごく普通の家族」に見える、一枚の写真。

その中で笑顔をうかべる男は、肩に手をまわしている女の子に対して性暴力をふるっていたとして、有罪判決を受けました。

私たちは今回、被害にあった女の子、母親、そして加害者の男、当事者3人に話を聞くことができました。

子供がどうして声を上げられないのか、届かないSOSについて考えます。

“性暴力“くり返した男…『万引きと一緒』

マスク姿で現れた大隈英知被告(49)に、記者から質問が投げかけられていた。

――Q:判決どのように受け止められていますか?
――Q:(懲役)5年ということをどのように?

質問に無言を貫く大隈被告。

2010年から2年間にわたり大阪府の自宅で、交際相手の娘に繰り返し性交したとして15日、懲役5年の実刑判決を受けました。

判決前、大隈被告が語っていたのは…。

【大隈英知 被告】
「(本人にも母親にも)ばれないしいけると思ってたんです、万引きと一緒ですね。誰も見てないから。気づかれていないからいける。でもいつかはばれる。わかってることとやっていることは違いました」

相手は当時、中学生の女の子でした。

「自分」よりも…「家族」を守った娘

被害を受けていたゆうりさん(仮名)。

【ゆうりさん(仮名)】
「されてるときは…どういうふうに思ってたんですかね。早く終わんないかなとか、早く死ねたらいいのになぁとかですかね」

5歳の時に両親が離婚。
母親は女手一つでゆうりさんと息子2人を育てていました。

小学生のとき、同居し始めたのが、当時母親と交際していた大隈被告でした。
父親のように慕っていた男性、しかしあるときを境に…。

【ゆうりさん(仮名)】
「ズボンずらされたり、上を捲し上げられたりっていう感じが多かったです」

――Q:小学校高学年くらいから?
「そうですね。どんどん回数が増えて、それがどんどん内容的にひどくなっていって…」

初めは遊びだと思っていたことが性被害だと気づいたのは、中学生になってからでした。

母親が風呂に入っている間や家族が寝静まった後にゆうりさんの部屋に入ってきた大隈被告。性行為に及ぶようになりました。

【ゆうりさん(仮名)】
「嫌だなって思ってずっと寝ているフリをしていました」

「きょうは来るだろうか、きょうはされるだろうかという恐怖感はずっと続いてあるけど、日常的に繰り返され過ぎていて、悲しいとか辛いとか衝撃的なこととして受け止められなくて」


感情を押し殺すようになっていったゆうりさん。その時には被害を打ち明けられませんでした。

1/3ページ

最終更新:10/23(水) 14:00
関西テレビ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事