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日酸ТANAKA、ファイバーレーザ開先切断機。世界最大級出力の20キロワット機開発

10/18(金) 6:02配信

鉄鋼新聞

 溶断機メーカー大手の日酸ТANAKAは、厚板切断機用としては世界最大級の高出力となる20キロワット発振器を国内で初めて採用した門型ファイバーレーザ開先切断機を開発した。開先切断時に、大電流(500アンペア)プラズマ開先切断と同等の高速性能を実現。切断可能板厚も、プラズマで切断可能な厚物領域まで対応可能とした。造船業界向けをターゲットにPRしていく。
 20キロワットファイバー開先「FMZII―TI20000」(発振器は米IPG社製)では、表開先・裏開先とも45度の開先切断を達成した。
 切断速度は、表開先45度で16ミリ厚を毎分1700ミリ、25ミリ厚を同1100ミリ、28ミリ厚を同1050ミリ、32ミリ厚を900ミリ、36ミリ厚を650ミリ(同社検証値)となっており、板厚によっては大電流プラズマを超える。
 プラズマと比べてレーザは無人・無監視での長時間連続スケジュール運転に優位性があり、さらにファイバーレーザは省エネ・省メンテナンス・低ランニングコストといったメリットもある。
 10月上旬に開催した新製品・新技術の内覧会に「FMZII―TI20000」を出品。実機デモを行い、関心を集めた。受注活動も開始し、来春以降の出荷を予定している。価格は標準仕様で1億8千万円(税別)。
 高出力化によって高速性能を増したファイバー開先は、省エネ特性に優れ、将来の労働人口不足もカバーし得るとしてプラズマが主流の造船現場で「プラズマからの代替需要」が潜在的に見込まれるとして拡販に力を入れていく。問い合わせ先はFA事業部(電話=049―258―4412)。

最終更新:10/18(金) 6:02
鉄鋼新聞

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