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子どもたちが将来なりたい職業は?

10/18(金) 12:22配信

ベネッセ 教育情報サイト

子どもに幸せな将来をおくってほしいというのは、保護者の切なる願いでしょう。しかし、子どもが自分自身の将来をどのように考えているのかについて、改まって子どもと話をする機会は少ないかもしれません。

そこで今回は、東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所が実施した「子どもの生活と学びに関する親子調査2015」の結果のうち、子どものなりたい職業の有無やなりたい職業ランキングなどを見ながら、子どもが自分の将来を描くうえで、保護者が出来る支援について考えてみましょう。

「将来なりたい職業」がある小中高校生は4~6割台

【図1】は、「将来なりたい職業(やりたい仕事)」が「ある」と回答した子どもの比率を、学年別に示したものです。「ある」の比率は、小学5年生が69.3%と最も高く、その後は学年を経るにつれて下がり、中学3年生が44.4%と最も低くなっています。高校生になると、再び、比率は増え始め、高校3年生では57.6%となります。

また、これを性別に示した【図2】を見ると、すべての学校段階で、女子のほうが男子に比べて、「ある」の比率が15ポイント前後高いことがわかります。ただし、男女ともに、中学生が最も低い比率であることは共通しています。

中学生の時期に、「ある」の比率が低いのはなぜでしょう。この結果を見て、中学生は将来への意識が低いと考えるのは早計だと思います。詳細は後述しますが、「この1年くらいの間に、『自分の進路(将来)について深く考える』という経験をしたか」という質問に対して、「した」と回答した子どもの比率は、小学生よりも中学生のほうが高いのです。視野が広がり、社会についての知識も増えるなかで、自分の将来を現実的に考え始めたからこそ、なりたい職業を決めきれない姿だと読み取れます。

「将来なりたい職業が見つからない」「小学生のときは、なりたい職業があったけれど、今はない」というような言葉がお子さんから聞かれた場合、その心のうちに目を向け、迷いに寄り添うなど、お子さんに合った働きかけが出来るとよいでしょう。

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最終更新:10/18(金) 12:22
ベネッセ 教育情報サイト

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