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学習意欲や発育に悪影響も...子どもの「睡眠障害」に気付いてますか? 対策を聞いた

10/18(金) 11:41配信

FNN.jpプライムオンライン

睡眠は誰にとっても欠かせないものだが、その睡眠で悩む人は後を絶たない。

不眠や過眠といったものから、生活リズムが乱れる「概日リズム睡眠障害」、睡眠中にねぼけ行動をする「睡眠時随伴症」などと内容も幅広く、日常生活に支障が出ることもある。

【画像】睡眠時間はここまで違う...調査結果を見る


近ごろはこのような症状を「睡眠障害」と総称するようになったが、大人だけの問題ではないことをご存じだろうか。上諏訪病院(長野県)の亀井雄一医師によると、睡眠障害は子どもでも大人と同じように抱えてしまい、子どもの場合は発育にも悪影響を及ぼす可能性があるというのだ。

【睡眠障害が子どもの発育に与える主な悪影響】

・集中力がなくなる
・情緒不安定になる
・多動気味になる
・太り気味になる

そして睡眠障害から子どもを守るには、睡眠時間を確保できているかを観察し、昼間の眠気など変わった様子があれば睡眠障害を疑い、医療機関で受診することが大切とのことだ。

それでは、家庭では子どものどんなところに注目して、どんな行動を取れば良いのだろう。このデータとして参考にしたいのが、大阪・淀川区の取り組みだ。

家庭でのコミュニケーションが睡眠につながる?

淀川区では「ヨドネル」(淀川区+寝る)と銘打ち、「LINE」アカウントやスタンプを活用して早寝を呼びかけたり、睡眠状況をチェックできるシートを公開したりするなどして、地域ぐるみで子どもの睡眠習慣改善に取り組んでいる。

この一環として行われたのが、区内に通う小中学生の睡眠実態調査だ。

2016年6~7月と2017年の6~7月の計2回、小学校4年生から中学校2年生までの約6000人にアンケート調査を行い、睡眠時間と生活習慣、疲れ、学習意欲などとの相関関係を分析した。

その結果、次のような傾向が示されたという。

【睡眠と疲労・学力】
・子どもたちは疲れていて、睡眠時間が短いほど疲れている
・疲労が強いほど注意制御力(物事に注意を向け続ける力)が低い

【睡眠を邪魔する行動】
・SNSを利用するほど、睡眠時間が短い
・平日の夜にコンビニを利用するほど、睡眠時間が短い
・テレビや動画視聴の時間が長いほど、睡眠時間が短い
・スマホを長時間利用するほど、睡眠時間が短い

【睡眠と自宅での過ごし方】
・家庭全員で夕食を取る子どもほど、睡眠時間が長い
・家庭でよくほめられる子どもほど、睡眠時間が長い

この調査結果を見ると、睡眠不足は疲労と密接に結び付いているようだ。

そして気になるのは、夜のコンビニ利用がよくなかったり、家庭でのだんらんがあると睡眠時間が長くなっていた点。生活習慣は子どもの睡眠にどう影響するのだろうか。「ヨドネル」を監修した、大阪市立大学の脳科学者・水野敬特任准教授に話を伺った。

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最終更新:10/18(金) 11:41
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