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北陸新幹線の福井の車両基地は「浸水しない」 鉄道・運輸機構が建設中

10/18(金) 20:06配信

福井新聞ONLINE

 台風19号による記録的大雨で、長野県長野市のJR東日本「長野新幹線車両センター」で北陸新幹線車両10編成が水に漬かった。2023年春の敦賀開業では、福井県敦賀市に車両基地が建設される。場所は笙の川と木の芽川に挟まれたエリア。浸水の危険性について、建設を進める鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、80年に1度の大雨を想定した敦賀市のハザードマップを基に「浸水することはない」とする。

 車両基地が整備されるのは福井県敦賀市観音町を中心とする約12ヘクタールの細長いエリア(保守基地を含む)。17年から工事を進めている。収容庫として7線のほか、検査庫もあり車両の留置や日常的な点検を行う計画。敷地の南北に川が流れ、機構によると、北端は木の芽川から直線距離でわずか200メートル。南端も笙の川から400メートルという。

 敦賀市が2008年に作成した洪水ハザードマップは、笙の川がおおむね100年に1度の大雨(日雨量220ミリ)、木の芽川は80年に1度の大雨(日雨量214ミリ)を想定している。機構や市によると、敷地は南の山方面から北の海方面に向かって低くなっており、低地に当たる北側の一部は、浸水想定の中でも最大の2~5メートル未満。それ以外の部分も多くが0・5~2メートル未満とされている。

 ただ機構は盛り土によって敷地を水平にして整備することにしており、特に北側の盛り土は最大13メートル。少ない場所でも3メートルはかさ上げする計画で「浸水想定と盛り土の高さを考慮すると、安全性は確保されると考えている」とする。

 JR東日本によると、長野市の車両センターは、堤防が決壊した千曲川から約1キロの距離にある。市のハザードマップでは10~20メートル未満の浸水が想定されていたという。

 北陸新幹線には石川県にも白山総合車両所があり、JR西日本金沢支社は「市の浸水想定区域外に位置しており、さらに地面に4メートル盛り土して整備されている。浸水の危険はない」と安全性を強調。「大規模災害への備えは重要で、引き続き自治体のハザードマップを注視し、必要な対策があれば検討していきたい」としている。

福井新聞社

最終更新:10/18(金) 20:06
福井新聞ONLINE

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