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Jリーグの未来を変える「チケット戦略」 入場者数増加の背景にある最新の取り組みとは?

10/18(金) 18:10配信

REAL SPORTS

4年連続で入場者数が伸び続け、完売試合が増えているJリーグ。その背景には、2015年から本格的に取り組んでいるデジタルマーケティングを有効活用し、年々進化し続けているチケット戦略がある。

今までのJリーグや、チケット市場の固定概念を変え、新たなチケット販売の在り方にチャレンジしている株式会社Jリーグデジタル プラットフォーム戦略部デジタル戦略担当オフィサーの丸山慎二氏に、Jリーグのチケット戦略を聞いた。


(本記事は、9月25日に『REAL SPORTS』で掲載された記事を掲載しています)

2019年はデジタルマーケティング第1フェーズの終盤

――最初に、4年連続で入場者数が伸び、完売試合も増えている中でJリーグとしてチケット戦略のそのものの概要全体像を伺えればと思います。

丸山 入場者数はおっしゃる通りこの4年間で上がっています。昨年はワールドカップイヤーで日程がかなり偏り、平日の試合が例年より80試合ほど多かったのですが、それでも前年(2017年)を上回ることができました。J1のクラブが18クラブになった2005年以降でワールドカップイヤーに前年の平均を超えたのは初めてです。今年も第1節からずっと節平均が2万人超えで、例年第2節、第3節で少し落ちる傾向がありますが、今年はそれほど落とさずにここまで(第26節終了時点)平均2万1000人前後をキープしております。中でもゴールデンウイーク5/3、4の第10節は節平均で2万9000人近く入りJリーグ史上最多記録となりました。  

 私が所属している株式会社Jリーグデジタルでは、主にBtoCに特化したマーケティング、名前の通りデジタルツールを効果的に使って、クラブの売り上げ拡大、集客支援を行っています。デジタルマーケティングをどのように推奨しているかというと、Jリーグがプラットフォーム、システムを開発し、それをクラブに使ってもらうこと、また集合研修などを通じ、施策の計画や検証、事例の共有などをしています。そのシステムは2016年から開発して2017年以降は、蓄積されてきたデータをもとに、例えば来場回数別や新規のお客さまなどそれぞれのセグメントに合わせた施策を行うなど絞り込んだマーケティングをしております。さらに今年はさらに利便性、快適性を追求して、ゲートシステム(ワンタッチパス)のリニューアルも視野に入れながら最初のフェーズが完結するぐらいのところまで来ました。

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最終更新:10/18(金) 19:14
REAL SPORTS

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