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西武4位川野両打ち転向の理由 憧れの人と数奇な縁

10/18(金) 11:47配信

西日本スポーツ

 ◆プロ野球ドラフト会議(17日)

 西武に4位指名された熊本・九州学院高の川野は「意中の球団でした」と表情をほころばせた。俊足堅守を武器とする両打ちの遊撃手で、同じスタイルで殿堂入りした松井2軍監督に憧れてきたからだ。

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 元々は右打ちも、高1の秋に坂井監督から両打ちを勧められた。「足を生かしたかったのと、左右のバランスが取れるようになるから。最初は全部三振でもいいと伝え、長い目で育ててきた」と狙いを説明する。

 スイッチヒッターの手本として坂井監督から見るよう言われたのが、現役時代に西武の中心打者として相手投手を震え上がらせていた松井2軍監督の打撃だ。「コンパクトに振ってもホームランになっているのがすごかった」。それまでは特に好きな球団はなく、守備に定評がある今宮(ソフトバンク)を理想に掲げていたが、走攻守を高いレベルで備えた現役時代の松井2軍監督と西武のとりこになったという。

 川野も足を生かすために出塁率にこだわりながら、高校通算21本塁打をマーク。このうち6本が左打席で、今夏の熊本大会準決勝・秀岳館戦でも放って決勝進出に貢献。プロ入りへの道を加速させた。坂井監督は「少し力みがある右打席と違い、左の方が癖がついていない分、良い打撃をする。どちらも伸びしろはまだまだある」と将来性に期待する。

 坂井監督からは「松井のような選手はそうそう現れない。おまえは松井2世でも5世でもないぞ」と言い聞かせられているが、川野は「松井さんのようなリードオフマンになり、トリプルスリーを達成したい」と“2世”を目指している。

 その松井2軍監督はプロ2年目の1995年に1軍で69試合に出場。九州学院高で川野の2学年先輩にあたる村上(ヤクルト)は2年目の今季36本塁打、96打点をマークするなど大ブレークした。西武の遊撃手には絶対的存在の源田がいるが、川野は「華があるショートにこだわる。壁を越えないといけない」とレギュラー奪取を宣言。「村上さんのように僕も早いうちから活躍したい。松井さんに守備を基礎から学びたいし、勇気を持ってスタートを切る盗塁も教わりたい」と弟子入りを志願。走攻守三拍子そろった名ショートへと大成するつもりだ。

西日本スポーツ

最終更新:10/18(金) 11:47
西日本スポーツ

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