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業界初ビール&スープの工場 仙台の新製造拠点でスープ事業加速 ポッカサッポロフード&ビバレッジ

10/18(金) 20:15配信

食品新聞

 ポッカサッポロフード&ビバレッジは今秋、4つ目のスープ製造拠点としてサッポロビール仙台工場内に、カップ入りスープの製造設備と粉末スープ顆粒原料の造粒設備を持つ仙台工場を新設・稼働し、伸長するインスタントスープ需要に対応していく。
 仙台工場への投資額は26億円。

 スープ市場は昨年、暖冬の影響で久しぶりに前年を2%程度割ったものの、80年台からほぼ右肩上がりで20年には00年比で約2倍の規模に拡大する見込みとなっている。

 同社の稼ぎ頭であるカップ入りスープ「じっくりコトコトこんがりパン」シリーズも02年の発売開始以来ほぼ右肩上がりで、18年には累計販売数5億個を突破。同シリーズの「コーンポタージュ」は18年インスタントスープ市場の単品年間売上ランキングで1位 。

 同シリーズは、クルトンからヒントを得た“パン”をスープに入れたことで女性のランチシーンを獲得。パンをスープに浸すことでお腹の満足度が高まることから、使われ方も食事に添えられるものから主食へと変化していっているという。

 今後、共働き世代が増加し、子育て世代は多忙になっていくことで、ランチにおける手軽さ・楽しさ・ストレス開放などは重要な要素になると同社は判断。インスタントスープ市場のさらなる拡大を見込み、この秋に製造能力の増強とラインアップの拡充を図った。

 10日、仙台工場で発表した黒柳伸治スープ食品事業部長は「マーケットがさらに拡大すると期待している。中長期的に現状の3割増しの規模を獲っていきたい」と意欲をのぞかせる。

 東北地区での存在感も高めていく。「カップ入りスープは幅広いエリアで支持されているが、スープ全体のシェアを考えると東北地区はそんなに強くない。かねてから東北に根ざしているサッポロビール仙台工場とともに地域貢献し、営業ではサッポロビールと一緒に売場づくりなどを流通様に提案して東北地区でのシェアアップを図っていく」考えだ。

 ビール工場との製造面での相乗効果については「サッポロビール仙台工場のインフラを使いながら酒と食の融合が図れる可能性が秘められている。これまでにグループ内では様々なコラボを行っているが、この仙台工場の中でも人材交流によって現場から生まれてくるものもあると考えている」と期待を寄せる。

 融合の象徴となるのが佐藤雅志仙台工場長兼サッポロビール仙台工場長の存在。スープ工場とビール工場の両方の責任を担っている。
 佐藤工場長も「事業領域の垣根を越えて人材が協力し技術知見を活かした工場運営や物流業務効率化を推進していく」と語る。

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最終更新:10/18(金) 20:15
食品新聞

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