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浸水被害の介護施設 ある決め事が入所者救う/富山

10/18(金) 11:30配信

チューリップテレビ

 台風19号による大雨で堤防が決壊し深刻な被害が出ている長野市。
 水没したエリアにある介護施設ではある決め事が250人の入所者全員の命を救うことにつながりました。
 現地を梶谷記者が取材しました。

 長野県では、千曲川の堤防が決壊し、堤防から数キロメートル離れた長野市内の介護施設にも泥水が押し寄せました。

 「施設内に入ってみますと、ご覧のように入口のすぐそばには泥だらけになった車いすやファイルが目につきます。現在、職員のみなさんが後片付けに追われています」(記者)

 「1階が全部(水没)、大体ここまで天井の」(職員)

 施設は、1階部分が水没。
 当時250人ほどのお年寄りがいましたが、全員無事で、けがはありませんでした。
 16日は、職員総出で、床の泥をかきだしたり、汚れた機器や備品の後片付けに追われていました。

 「水が出ないことには掃除が出来ないので今週いっぱいは必ずかかる」(職員)

 この施設では、、日本赤十字社富山県支部から派遣された医療救護班が、入所者を、別の施設に搬送する作業にあたっていました。

 「施設の機能が苦しいので早く入所者の方を搬送しないと」(医療救護班)

 施設では、水道や電気などのライフラインが途絶えているため、入所者が安心して過ごせる別の施設へ移す必要があります。

 「利用者さんへの配慮と、なるべくスタッフさんのニーズに応えられるに必要なお手伝いができたらなと心がけています」(医療救護班)

 この施設では、5段階ある大雨警戒レベルのうち、レベル3の「避難準備」の情報が出た場合、入所者全員を2階以上に避難させることを決めていました。

 「あっ、と思った時には駐車場のほうから水が来るのが見えたので、一人ももれなくまずしっかり3階も上げることを優先してがんばりました」(職員)
 「ほぼ水浸しで」(職員)

 堤防決壊の前日、全員を2階へと誘導し、当日の朝6時半ごろにはさらに3階にまで避難させました。

 「上で雑魚寝みたいな感じで一晩を過ごしました」(職員)

 瞬く間に押し寄せる泥水を前に、早めの避難が入所者を救うことになりました。
 県内の介護施設ではどうなのか今回、24時間雨量が観測史上最大となった朝日町についてみますと、町が把握している11の介護保険施設のうち、平屋建ての9つの施設に関しては大雨警戒レベル3の「避難準備」の情報が出ると、避難という基準を設けているそうです。
 ただ、実際に避難するかどうかは状況をみながらの判断となっていて、今回「避難準備」が出ても施設内待機としたところが多かったということです。
 日頃からの備えや早めの避難が命を救うことを忘れてはいけません。

チューリップテレビ

最終更新:10/18(金) 11:30
チューリップテレビ

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