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「W杯ラグビー・日本は南アに勝てるのか?」 元日本代表監督ジョン・カーワン氏独占インタビュー

10/18(金) 17:20配信

FNN.jpプライムオンライン

ラグビー界のレジェンドは日本代表の戦いをどう見る?

初のベスト8入りを決め、いよいよ未知の世界、決勝トーナメントに臨むラグビー日本代表。
2007年と11年大会の2度、日本代表のヘッドコーチ(監督)としてW杯の指揮を取ったラグビー界のレジェンド、元オールブラックス代表のジョン・カーワン氏に南ア戦の展望と盛り上がるW杯日本大会について聞いた。

【画像】カーワン氏に聞いた日本が勝てる確率は?

ーー初めてのアジアでのW杯開催、ここまでどう評価されますか?

カーワン氏;
大成功だと思います。世界のラグビー界にとっても素晴らしいことです。
大会前は多くの人が心配していたと思うけど、日本のファンが支えて大会を盛り上げている。アジアでのラグビー普及の力になっていると思う。

ーー日本のベスト8進出をどう評価しますか?

カーワン氏:
日本代表の、特にアタックラインのスピードとディフェンスが素晴らしく、ラックとなったときのボールの展開が素早い。日本は最も理想的なラグビースタイルで戦っているチームだと思うし、ベスト8にふさわしい戦いをしています。

ーーこれまでの日本の試合で最も印象的なシーンは?

カーワン氏;
二つあります。
一つは、特に日本戦において観客が全員桜ジャージーを着てスタンドが赤と白に染まったこと。
もう一つ ラグビーの視点からは、ディフェンス陣の頑張りが見ていて誇りに思いました。。
観客のサポートと日本選手の献身的な戦いぶりの二つが特に印象的なシーンです。

ーー日本のトライシーンで印象的なものはどれを挙げますか?

カーワン氏;
スコットランド戦のウィングの福岡堅樹の2つのトライ。僕にとってあれは印象的なトライで素晴らしかった。

カーワン氏は1987年第1回のW杯でトライ王に輝きニュージーランドの優勝に貢献。
オープニングゲームのイタリア戦で伝説の90m独走トライを挙げたことでも有名。
ラグビー王国NZではその名を知らない人はいない。「JK」の愛称とともに、レジェンドとしてその名をとどろかせている。

ーーカーワン氏と同じポジションである、日本代表のウイングの松島選手と福岡選手についてどう評価しますか?

カーワン氏;
二人とも素晴らしいウイングだと思う。
松島はそれほど身体が大きな選手ではないが、足が速く、とてもタフでボールを奪い、今大会大活躍している。
僕にとっては、今のところ彼がトーナメントの注目選手。南アフリカ戦の活躍も期待している。

カーワン氏;
福岡選手も大変素晴らしい。現代のラグビーはチェンジオフペース(緩急)が重要。
とにかく二人とも俊足だから日本は彼ら2人にボールをまわしたいところ。
2人は南アにとって非常に手強いプレイヤーだ。

松島は現在までに5トライ。今大会のトライ数ランキングでプール戦終了時現在、トップタイにつけている

2006年に日本へ来たカーワン氏は、翌年日本のヘッドコーチ(監督)に就任すると当時の日本の世界ランクを19位から、2011年には11位にまで押し上げた。
そしてエディ・ジョーンズ時代を経て、現在の日本ラグビーの成長は、ジェイミー・ジョセフHCとトニーブラウンコーチ(注1)の2人の存在が大きいと語った。
※(注1)トニー・ブラウン氏
元ニュージーランド代表で05年から10年までは三洋電機(現パナソニック)でプレーした経験を持つ。16年から日本代表コーチとしてジェイミー・ジョセフHCを支える

カーワン氏:
個人的には、現在のジェイミー・ジョセフとトニー・ブラウンは世界でベストコーチの二人だと思う。
ジェイミーのラグビーに関する知識と選手のマネージメント能力は素晴らしく、選手に厳しくするべき時とそうでない時の見極めも心得ている。
そしてトニー・ブラウンは戦術家として優れている

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最終更新:10/18(金) 17:27
FNN.jpプライムオンライン

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