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京アニ事件から3カ月「積み上げてきた“人づくり”を大事に」八田英明社長

10/18(金) 15:01配信

AbemaTIMES

 京都アニメーション放火殺人事件から3カ月が経った10月18日、同社が会見を開き、八田英明代社長が現在の心境や再建への思いを語った。

【映像】京アニ・八田社長が会見

 八田社長は冒頭、「ちょうど(10月)18日で月命日。このひとつの区切りの日に私たちの思いを少しでもお伝えして、これからに向けて頑張っていきたい」と述べると、「大事な建物がああいう形で見えるのは本当に心が痛い。ご遺族の方の気持ちを思うと、3カ月が経っても、いてもたってもいられない」と心境を明かす。

 また事件後、京アニには義援金約29億円が寄せられ、SNSでも「#PrayForKyoani」「#がんばれ京アニ」という動きがあったことに触れ、「想定外の事件に対して、やはりノウハウがない。ただその中で、いろいろな人のご意見もいただきながら、ご遺族の気持ちに沿って3カ月間一生懸命取り組んできた。その間、世界中から温かいメッセージをいただいて、相当額の義援金をいただいたことを感謝申し上げる」と話した。

 今後については「私の個人的な思い」とした上で、「小さなところから夫婦でこの仕事を始めて、東京から仕事をいただいて、一人ひとりの大事な人たちとともに38年間やってきた。その仕事がここまで多くの人の心に届いていたことを、報道や新聞を見て驚いている。これはひとえに先人が作ったアニメの力、日本が誇るコンテンツそのものだろうと思っている。そのコンテンツをこれからいかに強くしていくかは私の仕事だと思う」と説明。

 その上で、会社再建については「建物を新しく建てること、新しい土地を買うこと、新しい機材を入れることが再建だとは、決して考えていない。大事なのは、亡くなった36人のご遺族・ご家族が満足できるとは言わないが、受け止めていただくことだと思う。そのことなくして会社の再建はない」「積み上げてきたのは、ものづくりはみんなで寄ってたかって作るということ。そのために必要なのは人づくりで、思っていることを伝えて聞く、コミュニケーションを図るということをやってきた。これからもそのことを大事にしながら、世界中の人たち・子どもたちに一生懸命発信していきたいと決意している」と述べた。

 同事件による死者は36人に上り、今も5人の女性がやけどや骨折の治療で入院している。一方、逮捕状が出ている青葉真司容疑者(41)は現在も入院治療中で、人工呼吸器を外せば医師の問い掛けに返事ができるということだが、退院までには数カ月はかかる見通しだ。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)

最終更新:10/18(金) 15:12
AbemaTIMES

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