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税金から考える、節約NG集~効果的な節約が貯蓄の基礎~

10/18(金) 19:15配信

LIMO

日常の何気ない支出の際に、支払う金額の実際の価値について考えたことはあるでしょうか。例えば昼食代で600円払うとします。この「600円」の支払いを可能にするには平均として「1,000円」を稼ぐ必要があります。所得には税金と社会保険料がかかるからです。

年収1000万円以上になると負担は急増

財務省の報道発表(*1)によると、租税負担率と社会保障負担率を合計した「国民負担率」について2019年度は42.8%となる見通しです。すなわち国民の平均で1,000円稼いでも手取りは約600円ということになります。

しかも日本では、所得が増えるにしたがって税率が急ピッチで上がっていく「累進課税制度(*2)」がとられています。「お金があるところから徴収する」という、ある意味では公正なシステムです。

しかし国税庁のデータをもとに作成された日本経済新聞の調査結果(*3)によると、2016年度の所得税納税額の約半分が、給与所得1,000万円以上(給与所得者全体の4.2%)によって負担されていることが分かっています。

このように、物やサービスを購入・利用する際には、実質的に必要となる労働収入について考えることで、不必要な支出を減らすきっかけになるかもしれません。そして支払い税金の額が大きいため、「高所得者ほど節約すべきではないか」といえるのではないでしょうか。

税金分を投資による利益で補う?…実は節約が「最強」手段

税金として納める先ほどの400円分について、投資などで埋め合わせをすることは可能でしょうか。この場合、元本は600円です。投資で1000円にするには約66%の利益が必要になります(譲渡益にかかる税金等は除く)。

どのような高金利であっても、これだけの投資利益を出すのは容易ではありません。この重みを知ることで、お金の使い方で迷うことが少なくなるのではないでしょうか。「節約」とは、非常に簡単かつ確実な方法であることが分かります。

節約の「NGパターン」と「効果の高い」節約法

お金を貯めるために節約が基本となることが分かりました。まず「目標」を立てて節約に取り組んでみましょう。ただ、節約のなかには非効率になる方法もあるのです。節約のNGパターンと、効果の高い節約法について見ていきましょう。

 NG節約法(1)人間関係に影響する節約

人との付き合いには、何かとお金がかかってしまうもの。ときには、お見舞いやご祝儀などで出費が重なることもあるでしょう。金額が大きい部分ですが、人間関係に影響があるものについては支出を迷うべきではありません。削ろうとするとあなたの人格や常識を疑われることになります。注意していきましょう。

 (2)自分の可能性を狭める節約

専門分野を学んだり、資格の取得に挑戦することで、能力やスキルを高めることができます。得られたスキルは人生に活かすことができるはずです。

そのため、節約を考えてスキルアップをあきらめてしまうのは考えものです。節約は他にも方法がありますが、スキルアップや適性分野は限られています。自分のためになると思う分野にはお金をかけていきましょう。そして他の部分の節約で自分への投資費用や学習時間を捻出していきましょう。

 (3)時間・労力をかけすぎる節約

お弁当を作って持参したり、少ない食材で食事を工夫したり。節約の代表格ですが、手作りに時間をかけすぎてしまう場合は時間と効果の面を考えてみましょう。安い製品を求めて店舗をハシゴするなどの方法も見直してみましょう。

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最終更新:10/18(金) 19:15
LIMO

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