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ラスター彩の陶壁 イラン博物館に寄贈

10/18(金) 8:31配信

岐阜新聞Web

 東海イラン友好協会は16日、日本とイランの外交関係樹立90周年記念事業「ラスター彩プロジェクト」として、ラスター彩の陶壁をイランに寄贈した。制作した陶芸家七代加藤幸兵衛さん(74)=多治見市市之倉町=らが、陶壁が飾られた首都テヘランの国立レザー・アッバースィ博物館で除幕した。

 ラスター彩は技法が途絶え、幻のペルシャ陶器といわれる。加藤さんの父親で人間国宝の陶芸家卓男さん(故人)が技法を再現。技法を継承する加藤さんはイランで展覧会を開いたり、イランの陶芸家に技法を伝えたりして、両国の文化交流に取り組んでいる。

 プロジェクトは、ラスター彩の技法を本場イランに伝えようと同協会が2016年に続いて計画。今年5月から8月まで、イランの女性陶芸家2人を多治見市の幸兵衛窯に招き、技術を指導。加藤さんの陶壁は、2人が滞在中に手掛けたラスター彩の陶壁とともに設置された。

 加藤さんは、功績をたたえて同博物館に設けられたコーナーで、森川徹駐イラン公使、ターレビアン文化遺産・観光・手工芸省次官と作品を除幕。「イランの人々にラスター彩の偉大な価値が再認識されるとともに、イランの陶芸家の皆さんのさらなる発展を祈念する」と語った。ターレビアン次官は「ラスター彩陶壁の寄贈という貴重な機会の提供に感謝したい」と話し、加藤さんに表彰状を贈った。

岐阜新聞社

最終更新:10/18(金) 8:31
岐阜新聞Web

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