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8代目はミドシップ 米国では650万 シボレー・コルベット・スティングレイ C8

10/18(金) 9:50配信

AUTOCAR JAPAN

米国価格は6万ドル(650万円)以下から

text:Mike Duff(マイク・ダフ)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
8代目へと進化したシボレー・コルベット「C8」。スペックシートには印象的な数字が並ぶ。特にアメリカでの販売価格は、二度見してしまうインパクトがある。

【写真】シボレー・コルベット (74枚)

シボレーのディーラーでコルベットを希望価格で購入すれば、ベースグレードなら5万9995ドル(647万円)で手に入ってしまう。しばらくは人気で難しいだろうけれど。495psのスーパーカーに迫るパフォーマンスを備えたミドシップ・スポーツカーの価格とは思えない。

価格以上の性能を備えたクルマに、バーゲンプライスと表現することは良くあるが、コルベットC8ほどぴったりなモデルもないだろう。

アメリカドルをそのまま為替レートで日本円やポンドに換算した金額で、われわれが購入できる可能性は薄い。様々な要因と思惑が絡んでくる。少なくともアメリカでは、ポルシェ718ボクスターのベースグレード、6万250ドル(650万円)より安価にC8が手に入る。

上級グレードの3LTパッケージを選択すれば、7万1495ドル(772万円)。そこへZ51パフォーマンス・パッケージを追加すると、5000ドル(54万円)の上乗せとなる。スポーツエグゾーストにLSD、大径ブレーキ、エアロキット、ミシュラン・パイロットスポーツ4タイヤが含まれる。

アダプティブ・ダンパーは1895ドル(20万円)のオプション。全部乗せのコルベットでさえ、ポルシェ718ケイマンGTSの8万1950ドル(885万円)で手に入るのだ。

デザインや構成はコルベットらしさが残る

スーパーカーの多くは、エキゾチックな複合素材などを構造部分に採用するが、C8の場合は遥かに安価なアルミニウム製。強度上重要な部分、車両中心のバックボーンとリアバンパー・ビームには、カーボンファイバーがちゃんと用いられている。

シボレーによれば、C7と比較してC8のボディ剛性は19%高いという。ボディも大きく、ホイールベースは2723mmでケイマンよりも248mm長い。全長は4630mmもあり、フロントエンジンだったC7よりも134mmも伸び、多くの2シーター・ミドシップより長い。

その利点は、比較的広々とした車内とリアの荷室が得られること。従来コルベットのリアサスペンションは横置きのリーフスプリングだったが、今回からは4輪ともにコイルスプリングが採用された。

シボレーは過去数十年に渡って、コルベットのミドシップ化に触れてきた。C7の登場に合わせてミドシップ化する計画もあったが、2009年にGMが破綻し、一度は中止となっている。

エンジンと乗員の位置が逆転した以外、構成はコルベットらしいものが受け継がれている。デザインはこれまでと共通するテーマが貫かれ、サメのようなフロントエンドやテールライトは、C7とのつながりを感じ取れる。

ボディはグラスファイバー製で、クルマの中心的存在であるV8エンジンは、プッシュロッド式の「スモールブロック」。8速ATを介して、後輪を駆動する。

今回、アメリカのミシガン州で試乗したコルベットは、トップグレードの3LT。車内は窓ガラスを除いてほとんどがアルカンターラかレザー、カーボンファイバーで覆われている。

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最終更新:10/18(金) 9:50
AUTOCAR JAPAN

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