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東京五輪マラソン・競歩が札幌開催~そもそも東京でやることは“戦略的”に間違っていた

10/19(土) 6:50配信

ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月18日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。東京オリンピックのマラソンと競歩の開催が札幌に決定したニュースについて解説した。

東京オリンピックのマラソンと競歩、札幌での開催が決定

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は17日、東京オリンピックのマラソンと競歩の会場について、IOC理事会と大会組織委員会は札幌市に移すことを決めたと述べた。札幌開催案の背景についてバッハ会長は、「日本の気温はここ数年で上昇している。選手を第一に考えなければならないし、札幌は東京よりも気温が5~6度低い。選手の健康にとって重要な一歩だ」と説明している。

飯田)これについて、さまざまなメールをいただいています。“あつこ”さん51歳、西東京市の方。「チケット問題と、東京オリンピックというネーミングが付いていることから、札幌でというのは少し反対です。東京でやらない東京オリンピックは、東京ドームでやる甲子園大会みたいなものではないですか」と。また、「チケットがとれなかったなかで、マラソンだけは見に行けると思っていたのに」という“暴飲暴食”さん。いろいろなご意見がありますけれども。

宮家)まず最近の7月は暑いですよ。しかもこの間、ドーハでも試合をやったのでしょう?

飯田)世界陸上がドーハで行われました。

暑い東京でやるということは“戦略的”に間違っていた

宮家)ドーハはよく知っているけれど、ものすごく湿気が多くて、あんなところでマラソンをやるのはそもそもおかしいですよ。マラソンはもともと冬の12月、1月にやるものではないですか。私は東京オリンピックに関する限り、7月にマラソンを東京でやるというのは、戦略的に間違っていると思います。戦略的な間違いというものは、戦術的方法では直らないのです。東京でマラソンをやることが決まったら、では舗装をしましょう、水をまきましょうと、いろいろやったではないですか。しかし、それは全部戦術の問題でして、戦略的過ちは直らないのです。いちばんいい方法は戦略を変えることなのです。本来はあまり後知恵のようなことを言って、これまで努力をされた方々に失礼があってはいけないし、東京都はお金もかけたのかもしれません。しかし、やはり選手第一で、特にマラソンであれば、最初から東京以外のオプションを考えてもよかったのではないでしょうか。東京オリンピックと言いながら、神奈川でやったり千葉でやったりする競技もあるわけだから。

飯田)サーフィンとかね。

宮家)そこまでやるのだったら北海道ではなぜいけないのか、ということにもなりかねない。だから、今回の判断は戦略的に正しいと思います。しかし、努力された方やチケットをどうするかという問題も大変だし、北海道の方もびっくりでしょう。

飯田)受け入れる側もね。

宮家)大変だと思いますよ。しかし、私は戦略的には正しい方向に動いていると思います。

飯田)選手を第一にということを、バッハ会長も言っていますが。

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最終更新:10/19(土) 6:50
ニッポン放送

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