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コスプレバイク女子・美環、右左折でまさかの挫折!

10/19(土) 12:00配信

アスキー

美少女フィギュア原型師であり、大型二輪も乗りこなすバイク女子・美環さんによるMT免許取得への道。今回はついに挫折を味わったが……。
 美少女フィギュア原型師でバイク女子でモデルで、最近は国内最高峰のモータースポーツ選手権「スーパーフォーミュラ」のレースクイーンも務める美環さんの普通自動車運転免許(MT)取得も、いよいよ第一段階の後半。初めてAT車を体験しました。
 

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 約10年前までMT教習の場合、AT車体験は第1段階の一番最初の授業でしたが、最近の教習はなんと1段階の後半。マニュアルにある程度慣れてから乗車します。ちなみに方向変換(バックでの切り返し)や縦列駐車も第1段階ではなく第2段階。教習も時代に合わせて変わるんですね。
 
「ATは簡単楽ちん」だからこそ要注意!
 AT車体験では主に操作方法を習います。始動はサイドブレーキがかかっていることを確認してから、Pレンジに入れた状態でブレーキペダルを踏みエンジンをかけるのみ。Pレンジからシフトを操作する際は、シフトレバーについているボタンを押しながら操作します。前進する際はDレンジに入れます。
 
 アクセルペダルとブレーキペダルしかないAT車ですが、この2つのペダルを右足で操作することはMT車と変わりません。教習所では、常に右足はブレーキペダルの延長線上に置き、踵を床につけずに踏み、アクセルペダルを踏む時は踵ごと移動するようにという指導を受けます。右脚の踵を常に床に付けてブレーキペダルの上に置き、ブレーキを踏む時はそのまま踏み、アクセルは踵を軸に脚を捻ってアクセルを踏む、というやり方ではありません。
 
 きちんと踏み分けることで、踏み間違えの防止と、きっちりブレーキを踏んで止まる、というわけです。そしてブレーキはしっかり踏まないと、車両は停止しているつもりでも、クリープ現象によって進んでしまいます。
 
 普段の教習で走っているコースを一通り走行した後、急発進をし、すぐに停止する体験もしました。これはペダルを踏み間違えても慌てないでペダル操作をするためのものです。フロントタイヤを縁石を当てた状態でアクセルを全開。乗り上げたらブレーキを踏むを体験。かなりの衝撃を受けます。さらにNレンジでアクセルを踏んだ時に、そのままDレンジに入れた時の急発進というのも体験。
 
 MT車の場合、クラッチを踏まなければギアは入りませんし、いきなり繋いだらエンストしますが、AT車はNからDへ入れたら、そのまま走ってしまいます。「これが今ニュースでやっている踏み間違え、操作間違えなんですねぇ」と美環さん。ちなみに彼女、一度だけ踏み間違えをしていました……。
 
 その後、アクセルを急激に踏み込むとシフトダウンする「キックダウン動作」や、マニュアルモードなどを体験。教習を始めた頃、ギア操作が面倒だとシーケンシャルミッションを切望していただけに感動。「おぉ!」と感嘆の声をあげ「これで峠でエンジンブレーキが使えるようになるんですね」と美環さん。
 
 実際に体験した美環さんは「ちょー楽ッスね! 今までのMTって一体なんだったのって感じ! 特に徐行とかすっごくラク!」と、半クラマスターを目指す美環さんは何もしなくても徐行するAT車に心が奪われてしまった模様。「MTとATは同じクルマでも本当に別物で。クラッチ操作に気を取られないから、ハンドル操作に集中できますね。信号や渋滞の多い都内なら絶対ATですねっ」と分析。
 
 「都内だとスクーターが楽なのと似ていますねぇ。でもスクーターだと物足りないんすよー。やっぱり走りはスポーツバイクの方が愉しい。けれど、都内だとちょっとつらたん。クルマも同じっすねー」という話をしながら、現在のスクーターとレーサータイプのバイクという2台体制と同じように、都内移動用のAT車と趣味用のスポーツ系MT車という2台持ちの夢見る少女の目をしていました。
 
オートバイよりも確認が多いんですぅ
 編集部はもちろん、教習所の指導員を含む大人達の予想を裏切り、半クラッチ、坂道発進、S字・クランクといった誰もが一度はつまづきそうな課題をすんなりとクリアしてきた美環さん。しかし「大人たち」にとっては待望の「挫折」が思わぬところでやってきました。
 
 1段階の前半では普通車に慣れるという観点から、結構自分勝手に運転していたのですが、1段階の後半から交通ルールに沿った運転が求められます。普段乗るオートバイと同じ感覚で曲がればいいだろうという美環さん。サイドミラーを見てウインカーを点灯、曲がる直前にチラッとサイドミラーをもう一度見て曲がろうとした途端、教官から「目視確認が足りない」との指摘が飛びまくります。
 
 四輪車の場合、ルームミラーで後方確認をしてから、ウインカーを点灯。3秒後から進路変更を開始し、ルームミラー、サイドミラー、そして目視確認をしてから停止線または曲がるポイントの30m手前ですべての動作を完了しなければなりません。つまり2輪より確認が多いのです。
 
 学科教習で教えてくれるのでは? とお思いでしょうが、大型自動二輪免許を持つ美環さんの場合、学科は免除されています。それは「交通法規はもちろん覚えていますよね」という事を意味します。もちろん学科テキストは渡されているのですが、コミックスが並ぶ本棚の奥に眠ったまま、テキストは1度も開かれることはありませんでした……。つまり美環さんからすると「教えてもらってないもん!」状態なのです。
 
 指摘を受けまくる美環さんの心中は穏やかなものではなく。完全にペースを乱された美環さんの心に疲労し、それゆえミスも増え、また指摘され、さらに精神的に疲弊するという負のスパイラルに。まるで黒く濁るソウルジェムのように美環さんの心は暗黒面へ。心なしか教習車からは黒いオーラが漂っているような……。
 
 教習後、いつもは「たのしかったー!」と満面の笑顔で教習内容を語る美環さんですが、この日は「もう……マジ最悪っ!」と一言を残し、下をうつむいたまま、深い溜息と共に教習所を後にしたのでした。教習中の様子は下の動画をご覧ください。
 
 次回はついに仮免試験。こんな状態で一発合格できるのでしょうか?
 
 
■取材協力
 
 
文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 撮影●栗原祥光 モデル●美環(@puritendon)

最終更新:10/19(土) 12:00
アスキー

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