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<台風19号>週末に大雨予報、復旧作業急ピッチ 被災住民らボランティアに感謝「ヒーローみたい」

10/19(土) 9:07配信

埼玉新聞

 台風19号で大規模な浸水被害が出た埼玉県の坂戸市や川越市など県西部では、18日も復旧作業が急ピッチで行われた。週末にかけて関東や東北に大雨の恐れがあることから、住民は再び水害を懸念して「心配だ」と話した。

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 越辺川の氾濫で被害を受けた、坂戸市紺屋の樹脂加工工場の外には、水に漬かって使えなくなった原料約30トンが山積みになっていた。従業員が工場内で、プラスチック加工機のサビ落とし作業に悪戦苦闘していた。

 同社の男性経営者は「これだけ悪天候が続くと、サビ止め作業で一日が終わってしまう。部品が乾かない状態だと、なかなか作業が進まない」と肩を落とす。昔の機械は洗浄すればすぐに動いたが、今は高性能な分、水に弱くメンテナンスが大変だという。

 週末は雨予報が出ているが、「天災には勝てない。焦らずゆっくり作業していくしかない」と話していた。

 新河岸川の氾濫で、床上浸水の被害を受けた川越市寺尾の無職飯田ヨシ子さん(79)の家では、多くのボランティアが清掃活動を行った。

 飯田さんは5年ほど前から一軒家で独り暮らし。台風19号が関東地方に迫っていた12日は、2階の部屋で不安な一夜を過ごしたという。

 13日朝、1階は冷蔵庫や棚が倒れ、泥をかぶった食器などが散乱。「一人ではとても片付けられない」と途方に暮れていると、ボランティアが駆け付け、3日間にわたって清掃作業を行ってくれた。

 17日は午後から天候が悪化。ボランティアは、急ピッチで外に出した家具や荷物を家の中に片付けた。

 飯田さんは「天気が崩れないうちに片付いて良かった」とひと安心。「毎日違うメンバーが現れて、黙々と作業して去っていく。ヒーローみたいな存在」と感謝した。

最終更新:10/19(土) 9:07
埼玉新聞

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