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産交バス、乗客3倍に 「サクラマチ」開業日の無料運行

10/19(土) 12:07配信

熊本日日新聞

 九州産業交通ホールディングス(HD、熊本市)は18日、同市中央区桜町の大型商業施設「サクラマチ クマモト」が開業した9月14日に実施した県内全域の路線バス・電車の運賃無料化の取り組みで、同社グループのバス乗客数が通常の約3倍の6万7千人だったことを明らかにした。

 当日はサクラマチがある再開発ビル1階の桜町バスターミナルは終日混雑。人吉方面のバスが2・7倍となるなど、県内のバス路線は軒並み利用が伸びたという。

 同日以降も同社グループのバスの乗客は例年を10%超上回る状況で推移しており、「半世紀にわたって減少傾向だった状況から反転するのではないか」と期待している。

 県内全域を対象にした公共交通の無料化は全国初の試み。サクラマチ周辺の渋滞緩和につなげるとともに、公共交通への関心を高めてもらおうと、同社が県内のバス事業者などに呼び掛け実施した。

 無料化の対象となった路線バスの便数は全社で5千近くに上り、当日の詳細な分析結果は11月に公表予定。

 九州産交HDの矢田素史社長は「渋滞緩和だけでなく、多くの県民が移動したことで地域への経済波及効果もあった。自治体の協力を得ながら今後も同様の取り組みを実施したい」と話している。(中原功一朗、山本文子)

(2019年10月19日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:10/19(土) 12:07
熊本日日新聞

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