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小林祐希、成功の秘訣は「アホになること」 日本では絶対にやらない意外な役回りとは?

10/19(土) 8:30配信

REAL SPORTS

なぜJリーグで攻撃的なイメージの強かった長谷部誠や小林祐希は、ヨーロッパの地に渡り、守備で評価される選手となり得たのか? 欧州の地で4シーズン目を迎える小林祐希が、体格で劣る海外で、助っ人外国人として求められる役割について、その経験を踏まえて日本のサッカーに感じることについて、そして日本だったら絶対やらないという意外な役回りについても語り尽くす。

1週間後の試合で結果が出せなかったら意味がない

――今回のオフの間は、契約満了のタイミングでもあり、よりいろんな人に会ったのではないかと思います。(編集部注:本取材は8月29日に実施。9月6日にベルギー1部のワースラント=ベフェレンへの加入が決定)

小林 そうですね。最初にオランダに行った時はまだジュビロ(磐田)に所属していて、移籍するのかしないのかという時期で、毎日代理人に電話して、サッカーのことしか考えていなかったんですけど。今は人と会ったり、いろんな話ができる仲間がいたり、自分が経営している会社があったり仕事があったりして、逆にサッカーから少し離れられるから、移籍期間の期限が迫っているんですけど、それに対してリラックスして待てるというか。落ち着いている自分がいるのは、人がいるからだなと感じています。待つしかない時に焦っても、自分ができることはないし、待っている時間は休めということだと思っているので、思い切って休むということができるようになりましたね。

――中長期ではどういう目標を持ってやっているのですか?

小林 もうちょっと若い時は、もっと先の目標を明確に立ててそこに向かってやっていこうというタイプだったんですけど、今は3年後、5年後とかの目標を聞かれても……という感じです。

――以前は、日本代表に入るという目標を?

小林 そうですね。今はちょっとわからないですね。だって、一日一日しっかりできないやつが、3年後の目標を言ったところで、「じゃあお前今何やってるの?」となる。今できること、やるべきことを毎日ちゃんとやれば結果はおのずとついてくると思うんで。逆に、今日の目標とか、1週間後のリーグ戦に向けてこういうことを意識してやりたい、勝つためにこういうことをやりたいというテーマを設けて、1週間単位で考えてプログラムを作っています。試合までで一区切り。もちろん3年後の(FIFA)ワールドカップは目指すところではあるんですけど、代表に入りたいからどうというのはあまり考えていません。(現役生活が)3年後で終わるわけじゃないし、その後も続くわけで。そしてそれは、今の自分の日々の生活にかかっているので。

――代表に入りたいからといって、代表に入るためだけのトレーニングがあるわけではないですものね。

小林 そうなんですよ。1週間後の週末の試合で結果が出せなかったら意味がない。そこでどれだけ自分をアピールして、試合に出て、勝てるか、良いパフォーマンスができるか。そこに本当に集中してやっています。

――小林選手は、こうして話をしているとすごく本質的なものを大事にしているのだなと伝わるのですが、昔からそういう考え方だったんですか?

小林 昔は「バロンドール取る!」とか、大きな目標を立ててそれをプレッシャーにして頑張る、みたいな。もちろん、今でも頑張ってそこは目指してはいますけど、でも、口に出していたからといって、1週間本当にちゃんと毎日やっていたかと言ったら、突き詰められていなかったのかなとは思います。

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最終更新:10/21(月) 16:24
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