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武豊の菊5勝目は「手綱捌きひとつで…」 ヴェロックス陣営は距離に言及【菊花賞座談会】

10/19(土) 15:08配信

優馬

競馬専門紙「優馬」TM(トラックマン)座談会

デスク「今年もまたダービー馬ロジャーバローズがすでにターフを去って、5年連続でダービー馬が不在となったのは少し淋しいが、加えて皐月賞馬も不在。そんな中で、春2冠とも今回のメンバーでは最先着のヴェロックスに人気が集まるのも、当然と言えば当然か」

桜井「ヴェロックスは、春2冠のみならず、デビューから全く崩れることがない安定感抜群のレース運びですからね。目の上のタンコブとも言えるサートゥルナーリアが不在のここなら、実績は最右翼ですし、中心視すべきでしょう」

坂倉「何か一頭に負けるシーンは考えておいた方がいいかとは思いますが、2着以内に来る確率という点では、このメンバーでは抜けて高い気がします」

武井「ヴェロックスは、神戸新聞杯でそれまで対戦比較で1勝1敗だったサートゥルナーリアに3馬身もの水を開けられましたが、相手は次走が天皇賞を予定していたのに対し、自身は距離延長となるここを意識したレースになった分もあるでしょう。加えて、相手の得意とする瞬発力勝負になっては分が悪くて当然ですが、それまで上がり3ハロンの最速が34秒1だった馬が32秒台でまとめることができたのは、大きな進歩です。スローな流れの中、多少行きたがる面を見せながらも折り合いに専念したのは、本番のここを考えてのものであり、収穫のある内容だったと言えます」

デスク「ただ、神戸新聞杯と本番では単に600mの距離の差以上に求められるものの違いもあるし、その結果を鵜呑みにできないという見方もあるよな」

佐藤直「全くその通りで、今年の神戸新聞杯も実質ラスト3ハロンのレースになったから、本番にはつながらないと見る向きは確かにあるよ。ただ、似たような流れだった2011年の神戸新聞杯の1・2着馬、オルフェーヴルとウインバリアシオンが、やっぱり本番でも同じ着順だったんだよな。超スローの流れで引き出された極限の瞬発力は、本番で必須となる底力の源になるんじゃないかな」

デスク「あと、重箱の隅をつつくようだが、ヴェロックスにとって3000mの距離がどうかだけど」

加茂「距離については、陣営も“元々レースが上手な馬だから、こなしてくれるでしょう”という願望交じりで、実際に長距離が合うとまでは言えないんやけど、能力や実績を総合的に考えても、今年のメンバーでは勝利に一番近い存在やないかと素直に思いますわ。レースに行って注文が付かないのも強みやし、陣営の言葉通り“力を出し切れれば結果は付いてくる”はずや」

デスク「確かに、ヴェロックスが3歳以降に先着を許した相手は、ここに1頭もいないわけだからな」

伊利「ワールドプレミアは、対ヴェロックスは2戦2敗ですが、ともに阪神コースでのものなんですよ。この京都外回りでは自身2戦2勝ですが、新馬戦の勝ち時計はキャリア3戦目だったリオンリオンと並んで昨秋の京都1800mの2歳戦で最速タイでしたし、つばき賞に至っては年始からの京都2開催で古馬も含めた一番時計でしたからね。まだ勝負付けは済んでいないと見ます」

広田「前走の神戸新聞杯は、序盤で前の馬がフラフラしていたこともあって、無理をせずに後方から終い勝負に徹した形でしたが、懸念されていた3角からのペースアップへの対応が春先よりも改善され、置かれることなく上がり32秒3という極上のキレを見せました。距離は延びても全く問題がないタイプですし、内目の好枠もゲットできましたからね。そして何より、菊花賞は歴代最多となる4勝の武豊騎手、その手綱捌きひとつで、一発も十分可能でしょう」

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最終更新:10/19(土) 17:07
優馬

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