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なりたいのは「自分史上最高の顔」自撮りブームで増える米国ティーンの整形手術

10/19(土) 17:00配信

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インターネット上に自分の顔写真(セルフィー)をアップロードすることがますますポピュラーになっている昨今。

Google Photosによると、2016年には2億人が240億枚のセルフィーを同アプリにポストしたという。またインスタグラム上の「#selfies」タグは約4億枚投稿、日本語の「#自撮り」も約200万枚投稿と一部の層にとって自身の写真を他人に公開することが日常になっていることがわかる。

しかしこのブームが今、「若年層の整形手術」を助長しているとして米国の医師団体が警鐘を鳴らしている。本稿では同国のティーンの間で増える整形手術と、その背景にあるセルフィー文化の盛り上がりについて考察する。

「完璧な別の自分」が加工アプリで簡単に手に入る

インスタグラムのセルフィー用人気ハッシュタグ「#nomakeup」「#Iwokeuplikethis」(日本語だと「#すっぴん」や「#寝起き」)を覗いてみると、「セルフィー文化」が一目でわかる。

投稿された写真の多くがメイクアップなしと言いながらばっちりフィルター加工されているものがほとんどで、細くシェイプアップされた輪郭や陶器のように透き通る肌に加工された女性の写真がずらりと並ぶ。

一見不自然なそうした写真も、投稿している本人たちからすると、これこそが「リアルな自分」と考える人が増えており、リアルと現実の境目がわからなくなるSNSユーザーが近年増加傾向にあるのだと、米国医師会は発表した。

多くのZ世代やミレ二アル世代が利用するインスタグラムやスナップチャット、スマホの画像加工アプリを使えば、誰でもプロ並みの加工ができてしまう。

画像加工アプリの「Facetune」が2017年にApp Storeで最もダウンロードされた有料アプリ(480円)だったという事実も、いかに画像加工がSNSユーザーにとって身近なものかを示している。

米国のティーンに絶大な人気を誇るセレブリティーであるカイリー・ジェンナーやセレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデなどのSNS投稿を見ても、顔をメインとしたセルフィーはもちろんボディーラインを強調した写真も多い。

彼女たちのようにスマホで数タップで手に入れられる美しさは、レーザーによるシミ消しやボトックスによるしわ除去など、いわゆる「整形手術」で伴う痛みや費用、ダウンタイムとは無縁だ。

そうした手軽さに加え、彼女たちがそれを「美しさ」だと捉え、発信しているという事実が、SNSユーザーの加工に対する後ろめたさを打ち消しているのかもしれない。

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最終更新:10/19(土) 17:00
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