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登園拒否はなぜ起こるの?原因と改善について考える

10/19(土) 11:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

幼稚園や保育園に楽しく通い始めたと思っていたら、「行きたくない!」と駄々をこねられて、不安な気持ちになったという保護者もいるのではないでしょうか?「楽しく通って欲しい」「お友達と仲良く遊んで欲しい」というのは、どの保護者にも共通する願いです。
そこで、園への登園を渋ったり、登園を頑なに拒んだりするようになる「登園拒否」は、なぜ起こるのか、その原因について考えていきましょう。登園拒否をなくすための改善方法も、保育士として15年以上、保育業務に携わってきた監修者・市川由美子さん監修のもと、併せてお伝えします。

子供が登園拒否をする原因

子供が、幼稚園や保育園へ登園したがらない、「行きたくない!」と主張する「登園拒否」は、年齢や、新学期など環境が変化するタイミングによっても原因が異なります。そこで、年齢による違いと原因を探ってみましょう。

◆年少児の場合の登園拒否とは?
年少児の場合、今までずっと保護者と一緒の時間を過ごしているお子さまも多く、初めて集団の中での生活を送るという子供たちが大勢います。そのため、入園して間もない頃は、「保護者と離れたくない」「保護者が恋しい」という気持ちから、登園拒否を起こすことがあるのです。

また、初めての集団生活の中で、友達との関わり方が分からず、物を取り合って喧嘩をしたり、自分の主張を通したいという思いから、トラブルを起こしたりすることも。
その他に、両親や祖父母など、知っている人ばかりいる家庭中心の生活から、初めて出会う人が大勢いる新しい環境の中で、「先生が怖い」「関わり方が分からない」と不安を感じることがあります。今までの自分中心だった世界が、大きく変化することで、不安でいっぱいの気持ちとの葛藤にお子さまの小さな心が耐え切れず、登園拒否という形になって現れることがあるのです。

◆年中児・年長児の場合の登園拒否とは?
集団生活を1年から2年経験している年中児・年長児でも登園拒否を起こすことがあります。年少児で多く見られる登園拒否の原因に加えて、「朝の早起きをしたくない」「給食を食べたくない」などという、園生活への慣れから起こるケースです。

年齢が上がるにしたがって、取り組み内容も複雑化するため、周りの友達との能力の差に気づくようになるお子さまもいます。そして、苦手なことが出てくることで、自分への自信ややる気を失い、登園拒否を起こすこともあります。また、気の合う友達ばかりではないことも年齢を重ねるにつれて知るようになり、「苦手なお友達がいるから行きたくない」という登園拒否も挙げられます。

その他、年齢に関係なく、弟や妹が生まれたことで、保護者を独り占めできなくなる不安から「赤ちゃん返り」を起こして登園拒否に発展することもあります。

登園拒否の現れ方としては、ただ「行きたくない」と拒絶するだけではなく、腹痛や発熱といった体調不良などを訴えることもあります。

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最終更新:10/19(土) 11:20
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