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日本、世界王者に1点差の惜敗 車いすラグビーワールドチャレンジ2019

10/19(土) 21:17配信

カンパラプレス

 世界の強豪8カ国が集結した「車いすラグビーワールドチャレンジ」は、19日、大会4日目を迎え、日本は世界ランキング1位オーストラリアとの準決勝に臨んだ。第3ピリオドを終えて40-40と世界王者と互角に渡り合った日本だったが、第4ピリオドの序盤で痛恨のターンオーバーを犯し、連続得点を奪われて2点ビハインドを負った。逆転を信じて最後まで戦った日本だったが、あと一歩及ばず、56-57で敗れた。

大きく響いた最終ピリオド序盤のターンオーバー

 1年後に控えた東京パラリンピックの本番を想定して今大会に臨んだという日本。だからこそ、わずか1点差での惜敗にも、選手たちには計り知れないほどの大きな悔しさが残った。

 この試合、両者ともにハイポインターとローポインターを組み合わせたユニット「ハイローライン」を柱とする戦いだったが、その内容は大きく異なっていた。

 世界的エースのライリー・バットを中心に「0.5、0.5、3.5、3.5」の“超”ハイローラインを主力とするオーストラリアは、バットともう一人のハイポインターであるクリス・ボンドがパワーとスピードで打開してトライを決めていくスタイル。特にバットは、スタミナも強靭で、両チームで唯一のフル出場だったにもかかわらず、最後の第4ピリオドでも試合開始時と変わらないキレのある動きでコートを独走した。

 一方、日本は「0.5、1.5、3.0、3.0」「1.0、1.0、3.0、3.0」という2タイプのハイローライン。4人の連携が重視され、キャプテンの池透暢、池崎大輔、島川慎一のハイポインターが主な得点源ではあるものの、彼らが相手を引き付け、そのスペースに走りこむローポインターがトライを決めるシーンも。ケビン・オアーHCが目指す“多様性”のあるチームとなりつつある。

 フィジカル面においても、決してオーストラリアが絶対的に有利ではない。パワーやスピードではバットが世界随一だが、代わりにオーストラリアにはない高さが日本の池にはある。お互いにそれぞれの強みをいかしたプレーで、この試合も次々と得点を重ねていった。

 日本はオーストラリアの強固なディフェンスにミスでターンオーバーから連続失点でビハインドを負う場面もあったが、そのたびに挽回し、食らいついていった。しかし、第4ピリオドの序盤にターンオーバーを犯し、連続失点。結局、これが最後まで響き、オーストラリアに巧みに時間をコントロールされる中、残り11秒で55-57と2点のビハインドを負うと、池崎大輔がトライを決めるも、残り時間はわずか2秒。日本が逆転する余地はもうなかった。

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最終更新:10/20(日) 5:47
カンパラプレス

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