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30年前にレジ袋が有料化されたイタリア、1枚12円でも不満はないのか

10/19(土) 18:35配信

MONEY PLUS

最近、レジ袋を有料化するスーパーが増えてきました。現在はまだ各事業者の判断で実施されている状況ですが、政府は2020年4月以降、スーパーやコンビニを含むすべての小売店でレジ袋の有料化を義務付ける方針です。
このレジ袋の有料化にはさまざまな意見があり、特に弁当や冷凍品など温度帯の異なる商品を扱うことが多いコンビニ業界からは反発の声も聞かれます。

【写真】イタリアのレジ袋は薄くてゴワゴワ

一方で、諸外国に目を向ければすでにレジ袋を有料化もしくは全面禁止している国は少なくありません。今後、すべての小売店でレジ袋が有料化されれば、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。30年以上も前からレジ袋を有料化しているイタリアの例をご紹介します。

イタリアのレジ袋は1枚12円

イタリアでレジ袋が有料化されたのは1989年のこと。レジ袋1枚に対して100リラ(約6円)を課税する制度が導入され、それに袋の原価100リラを上乗せして200リラ(約12円)で販売されるようになりました。さらに、2011年には環境負荷の少ない生分解性プラスチック以外のレジ袋を禁止する法律が施行されています。

イングランドにおけるレジ袋の有料化が2015年、またドイツでは2018年末までにレジ袋の80%を有料化することを目指したと考えると、イタリアはEUでも比較的早い段階でこの問題に取り組んでいたと言えるでしょう。

通貨がリラからユーロに変わった現在もこの制度は続いており、現在の価格はおよそ10セント(こちらも約12円)ほど。2~5円程度で購入できる日本と比べると、ちょっと割高な印象があります。

レジ袋はワンサイズ、薄くてゴワゴワ

レジ袋のサイズはどこもワンサイズで、日本のスーパーでいう大サイズくらいの大きさのみ。たとえリンゴ1個の買い物だとしても小さな袋はありません。そのため、少量の買い物であればそのままカバンに入れたり、手で持ち帰る人もよく見かけます。

イタリアのレジ袋透けそうなくらい薄く、少しゴワゴワしている

ちなみにレジ袋の品質はあまり良くなく、薄くてペラペラです。お菓子の箱など角があるものを入れるとすぐに穴が開くし、持ち帰る途中で持ち手がちぎれることもしょっちゅうです。そのため、週末に1週間分の食料をまとめて買うような人はほとんどエコバッグを利用しています。このあたりは、1枚あたりの価格と合わせて、レジ袋の品質が良くないことが抑止力につながっていると言えるかもしれません。

エコバッグはどのスーパーでも1ユーロ(約120円)ほどで売られています。レジ袋よりたくさん入るし、1年くらい使っても破れる気配がないので、とても便利です。

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最終更新:10/19(土) 18:35
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