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南野拓実、「結果が欲しい」理由とは? 森保ジャパン最多でも満たされぬゴールへの渇望

10/19(土) 12:09配信

REAL SPORTS

FIFAワールドカップ予選開幕から3戦連続ゴール。日本サッカー界の偉大な先人、三浦知良に並ぶ記録を打ち立てても、南野拓実はこう口にする。「結果が欲しい」と――。2022年のカタールワールドカップを目指す森保ジャパン、その中心選手としての風格とまとわせ始めたその男が、「結果」にこだわり続ける想いとは?

南野拓実が口にし続ける「結果」という言葉の裏にある思い

パソコンに保管してある、膨大な人数におよぶ選手ごとのコメントを読み返してみると、オーストリアの強豪ザルツブルクでプレーする南野拓実が日本代表に招集されるたびに、まるで呪文のように同じニュアンスの言葉を口にしてきたことがわかる。

例えば昨年9月11日。森保ジャパンの初陣となったコスタリカ代表とのキリンチャレンジカップ2018でトップ下を拝命した南野は、先制点となったオウンゴールに続いて、66分に新体制における実質的な初ゴールをゲット。快勝の余韻に沸く試合後には、表情を引き締めながらこう語った。

「まだまだ物足りないと思っているし、まったく満足していません。自信にはなりましたけど、自分はまだ日本代表で何も残していないし、まだ何も成し遂げていないので」

強豪ウルグアイ代表を4対3で撃破した昨年10月16日のキリンチャレンジカップ2018。先制点とダメ押しの4点目を決めるなど、3試合連続で4ゴールをあげた南野へ飛んだ、森保ジャパンのエースを担っている自覚はありますか、という質問は「いや」と言下に否定されている。

「そんなことはまったく思っていません。まだまだ、これからなので。ヨーロッパでプレーしていて、ワールドカップも戦った選手はやっぱりたくましいし、すべてにおいて能力も質も高い。そういう選手たちを脅かす存在になっていかないといけない。トップ下で意識しているのは、常に動きながらボールを受けること。特に体が大きいわけではないので、止まった状態でボールを受ければ難しくなる。相手の間で顔をのぞかせて前を向くプレーを、チームのためにできる選手を森保監督も必要としている。だからこそ自分が呼ばれていると思うし、そういった自分の長所もしっかり生かしていきたい」

そして、まだ記憶に新しい今年の10月シリーズ。モンゴル代表を埼玉スタジアムに迎えた、10日のカタールワールドカップ・アジア2次予選のホーム初戦で、南野は22分にヘディングで先制ゴールをゲット。大量6ゴールを奪う日本のゴールラッシュの口火を切った。

敵地ヤンゴンで9月10日に行われた、ミャンマー代表とのアジア2次予選初戦の前半26分にも、南野はヘディングでゴールを決めている。身長174cmと大柄ではない24歳は「あまり頭で取るタイプではないんですけど」とはにかみながらも、対戦相手がウルグアイに象徴される強豪国だろうが、FIFAランキングで3桁に位置づけられる国だろうが関係ないと力を込めた。

「結果を出し続けることがめちゃくちゃ大事だし、それが選手にとっての自信になる。どんな相手に対しても貪欲にゴールへ向かっていく選手じゃないと、どんな相手にもゴールを決められないと思っているので。だから、これを続けていきたい」

数字に残る結果を残しても、次の瞬間には視線を新たな目標へ向けて走り出している。ストイックで貪欲な姿勢の源泉は何なのか。森保ジャパンの船出から招集され、コスタリカ戦で代表初ゴールを決めるまでに、日本代表における南野の軌跡には実は3年近いブランクが生じている。

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最終更新:10/19(土) 14:17
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