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新指導要領で「学習評価」はどうなる?

10/19(土) 12:21配信

ベネッセ 教育情報サイト

新しい学習指導要領が2020(平成32)年度の小学校から順次実施されるのに備えて、中央教育審議会のワーキンググループ(WG)が、学習評価の具体的な議論を始めました。
学校の公的な記録である「指導要録」の在り方を検討するものですが、指導要録は通知表(通信簿)や調査書(内申書)の原簿ともなります。どのように改善されるのでしょうか。

複雑だった「観点」がすっきり

これまで学習評価といえば、指導要領が正式に改訂されたあとで、一から検討を始めるのが常でした。現在は「観点別評価」として、「学力の3要素」(知識・技能、思考力・判断力・表現力等、主体的に学習に取り組む態度)を、▽知識・理解▽技能▽思考・判断・表現▽関心・意欲・態度の「4観点」で評価することになっています。「知識・技能」を「知識・理解」「技能」で評価するとか、学習態度を「関心・意欲・態度」で評価するとか、複雑なものになっていた側面は否めません。

それが今回の改訂では、「教育目標・内容と学習・指導方法、学習評価の在り方を一体として」(2014<平成26>年11月の文部科学相諮問)検討することにしました。改訂の方針と同時に、学習評価の大枠も、2016(平成28)年12月の答申で示されています。
新指導要領は、どの教科等でも▽知識・技能▽思考力・判断力・表現力等▽学びに向かう力・人間性等……の「資質・能力の三つの柱」で育成しようとしています。そこには、狭い意味での「学力」にとどまらず、情意面も含めて、学校で身に付けた学力を活用しながら社会に出ても活躍できる「資質・能力」に高めようという狙いがあります。

これに伴って学習評価も、三つの柱に対応させる形で、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点にまとめることにしました。3要素を4観点で評価するのに比べれば、だいぶすっきりしたと言えます。なお、3番目については、「学びに向かう力・人間性等」には感性や思いやりといった幅広いものが含まれており、客観的な評価になじまないことから、従来のような「態度」で評価することにしたものです。

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最終更新:10/19(土) 12:21
ベネッセ 教育情報サイト

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