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<台風19号1週間>被災者「強い公助を」 竜巻の市原で意見交換 市長、解体費支援へ

10/19(土) 12:04配信

千葉日報オンライン

 千葉県など東日本に大規模な災害をもたらした台風19号は、きょう19日で上陸から1週間。竜巻で多くの死傷者を出した市原市では18日、地元町会長と小出譲治市長の意見交換会が行われた。現在もがれきの撤去作業に追われる市民らは「強い公助を」と切望。小出市長は住宅の解体費用について支援する考えを示した。

 竜巻が発生した同市下野などの被災地ではがれきの撤去作業が続いているが、現場周辺は現在もおびただしい量のがれきが積み上がり、河川の中には木材などが散乱。18日から自室の掃除を始めたという女性(34)は「朝から夜まで片付けており、精神的にも体力的にもしんどい」と疲弊しきった表情で話した。

 市役所ちはら台支所で行われた意見交換会には地元町会長27人が出席した。多くの住民が被災した下野町会の鎗田義夫町会長(66)は「通常の災害なら自助、共助で対応できるが、今回のように半数以上が被災すればとても共助で対応はできない。強い公助をお願いしたい」と訴えた。

 鎗田さんによると、同町会38戸のうち23戸が全壊や半壊、一部損壊した。これに対し、小出市長は「住宅の解体費用に関して、市として対応する態勢を整えた」と答え、支援を行う考えを明らかにした。

 意見交換会の後、鎗田さんは取材に「強い公助とは手厚い経済的支援のこと。生活再建に向けた具体的な情報も重要」と強調した。

 市は同日、市役所市津支所に現地被災者相談コーナーを開設。20日までり災証明、見舞金、災害ごみ、住宅関連などの相談に応じる。

 初日は午前9時~午後4時までに45件の相談があった。り災証明申請が22件と最も多かった。見舞金の相談に訪れた同市永吉の女性(75)は「台風15号で屋根がなくなり、竜巻の時は夫と2人で避難していたので助かった」と安どした様子。

◆代表スタッフも協力 ラグビーアイルランド

 同市潤井戸の市津運動広場では、ラグビーのワールドカップ日本大会に出場中のアイルランド代表スタッフのヴィニー・ハモンドさんが、竜巻で散乱した木材や金属などをボランティアで撤去した。市内でキャンプを行った同代表から申し入れたという。

最終更新:10/19(土) 12:04
千葉日報オンライン

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