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28年前に登場した『FF4』がRPGプレイヤーに与えた「2つの衝撃」とは?

10/19(土) 15:30配信

マグミクス

RPGの戦闘に流動性もたらした「アクティブ・タイム・バトル」

 1991年7月19日、今から約28年前に発売された『ファイナルファンタジーIV』(FFIV)は、スーパーファミコン初の「ファイナルファンタジー」(FF)シリーズ作ということもあり、発売前から多くの注目を集めていました。

【画像】正統続編に移植版…現代まで遊び継がれる『FF4』の軌跡(6枚)

 ハードウェア機能を活かした演出面の強化だけでなく、イベントシーンや敵との戦闘シーンにおけるBGMも、表現力が大幅にアップ。「これがスーパーファミコンの『FF』か!」と思わせてくれる作品だったと記憶しています。

 特に筆者が衝撃を受けたのは、今なおスクウェア・エニックス作品で導入され続けている「アクティブ・タイム・バトル」(ATB)。そして、光と闇を軸に展開したストーリーでゆらめく、登場人物の「三角関係」です。

 当時のRPGにおける代表的な戦闘システムといえば、「ドラゴンクエスト」シリーズでおなじみのターン制バトル。ゲームタイトルごとに細かい違いはあれど、プレイヤーが毎ターンの最初に攻撃や防御、魔法といったコマンドを選択していました。

 一方のATBは「戦闘中に時間が流れる」のが最大の特徴。時間経過で行動可能ゲージが蓄積されていき、MAXまで貯まったキャラクターから順にコマンドを選択できます。逆にゲージが貯まるまでは行動できず、場合によっては先に敵キャラクターから攻撃されるケースも。戦闘がリアルタイム化したことで、より流動的な戦闘が楽しめるようになりました(ちなみに当時のスクウェアはATBに関する特許を取得しています)。

 戦闘シーンに時間の流れを作り出したATBは、ボス戦での演出にも活用されています。なかでも個人的に強いトラウマを植え付けられたのは、封印の洞窟で対峙した「デモンズウォール」。巨大な白壁から浮かび上がる悪魔の形相だけでも恐ろしいのですが、時間経過で画面右側へと押し寄せてくるその姿は”恐怖”としか言いようがありませんでした。

 その後、続編の『ファイナルファンタジーV』で基本システムが完成し、後世のシリーズ作品のオーソドックスなバトルスタイルへと組み込まれたATB。ナンバリングタイトルや派生作品も含め、「FF」シリーズの代名詞ともいえる要素となっていきました。

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最終更新:10/20(日) 11:55
マグミクス

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