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スタートレックのワープは光速の2000倍…でもまだ遅すぎる

10/20(日) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

SFシリーズ『スタートレック』では、宇宙船がワープ航法によって高速移動する。

真空中での光速は、秒速およそ18万6282マイル(29万9792km)だ。『スタートレック』の世界では、ワープ・ファクター1が光速にあたり、ワープ・ファクター9.9は光速の2000倍を超える。

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元NASAの科学者で、現在は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に所属するジェームズ・オドノヒュー(James O'Donoghue)氏は、スタートレックのエンタープライズ号をモデルに、太陽系におけるワープスピードを示すアニメーションを作成。その動画をTwitterに投稿した。

オドノヒュー氏のアニメーションによれば、最高速に近いワープスピードで、太陽から冥王星に着くまでに10秒近くかかる。最も近い恒星までなら18時間を要するという。

惑星科学者であるオドノヒュー氏は、宇宙旅行の距離と速度に「がっかりした」という。このアニメーションを作成したのは「みんなにも、私と同じくらいがっかりしてもらう」ことが理由の一つだったという。

『スター・トレック』のSF世界では、宇宙船が「ワープ・ドライブ」により、通常は超えられない光速の限界を超えて移動できる。真空中での光速は、秒速およそ18万6282マイル(29万9792km)だ。

理論物理学を打ち破るこの技術を使えば、銀河を渡って異星人がひしめくさまざまな惑星まで行く旅も、テレビのCM休憩程度の時間しかかからない、手軽なものになる。

だが、惑星宇宙科学者のジェームズ・オドノヒュー(James O'Donoghue)氏が作成した最新アニメーションにより、そうした架空の宇宙船のワープ・ドライブの現実があらわになった。アメリカ航空宇宙局(NASA)の出身で、現在は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に所属するオドノヒュー氏によれば、そのアニメーションは、たとえ超光速であっても、宇宙旅行に対する「がっかり感」を抱かせるものだという。

オドノヒュー氏は以前、太陽系内での光速移動を描いたアニメーションを作成したが、その結果は我々の夢と希望を打ち砕くものだった。そのアニメーションが大きな注目を集めたことで、オドノヒュー氏は、もっと速度を上げたらどうなるのだろうかと考えはじめた。

そこでオドノヒュー氏は、『新スター・トレック』に登場するU.S.S.エンタープライズ号をさまざまなワープスピードで、太陽から冥王星まで飛ばしてみた。U.S.S.エンタープライズ号とは、ジャン=リュック・ピカード艦長(演じるのはパトリック・スチュワート)が率いる宇宙船だ。

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最終更新:10/20(日) 8:10
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