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アフリカの健康支援を提言 熊本市で研究者170人がフォーラム

10/20(日) 11:53配信

熊本日日新聞

 エイズや糖尿病など、アフリカの国々が抱える健康問題について熊本からできる支援を考えるフォーラムが19日、熊本市中央区の熊本大薬学部であり、薬の品質管理やワクチン接種への助言など7項目を盛り込んだ「くまもと提言」をまとめた。

 政府が8月末に横浜市で開いた第7回アフリカ開発会議での議論を具体化しようと、同大薬学部などでつくる実行委が主催。国内外の研究者約170人が参加し、感染症分野と非感染症分野に分かれて議論した。

 提言は、日本が持つ医療や衛生管理などのノウハウをアフリカ各国に生かしてもらうことが狙い。薬の品質管理に関する助言のほか、マラリアや結核対策として、小児からのワクチン接種の推奨などの施策を盛り込んだ。生活習慣病の増加を見込み、炭水化物に偏りがちな現地の食習慣を見直す啓発活動も取り入れた。

 実行委員長の甲斐広文・同大薬学部長は「アフリカの鉱山で起きている水銀汚染問題への助言など、熊本が貢献できる分野は少なくない」と指摘した。

 国立国際医療研究センター研究所(東京)の所長を務める満屋裕明・熊本大特別招聘[しょうへい]教授の講演もあり、アフリカでまん延するエイズの治療薬を開発するまでの経緯を解説した。(林田賢一郎)

(2019年10月20日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:10/20(日) 11:53
熊本日日新聞

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