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仙台育英、男女ともに完全V 6年連続アベック全国

10/21(月) 8:01配信

スポーツ報知

◆全国高校駅伝 宮城県予選会(20日、栗原ハーフマラソン公認コース、男子=7区間42・195キロ、女子=5区間21・0975キロ)

 仙台育英が男女ともに完全Vで6年連続のアベック出場(12月22日、京都)を決めた。男子は1区の喜早駿介(3年)ら5人が区間新記録の2時間2分46分で5年連続優勝。北京五輪男子マラソン金メダルのサミュエル・ワンジルさん(故人)らを擁した2004年大会(別コース)の記録を8秒上回り、東北代表で選出された14年から6年連続30度目の全国出場。女子は1時間7分38秒で28年連続28度目の優勝を飾った。

 仙台育英のアンカー・菊地駿介主将(3年)がスピードを緩めることなくゴールを駆け抜けると、序盤でレースを終えていたチームメートは満面の笑みで迎えた。

 フィニッシュタイムは2時間2分46秒。ワンジルさん=写真=らを擁した04年の全国大会で、当時の大会新となる2時間1分32秒を出し「神の領域」と称されたチームの県大会記録(コースは別)を8秒上回った。真名子圭監督(41)は「僕が驚きました。直前の手応えでは出せるかもとは思っていましたが、本当に出すとは」と舌を巻いた。

 ダントツの優勝候補だったが、レース前に全員で「王者としての振る舞いを見せよう。最後まで全力で戦おう」と確認し合った。流れを作ったのは全国を知る2人だ。1区で5000メートル東北王者の喜早駿介(3年)がスタート直後から抜け出し、2位に1分50秒の差をつけると、2区以降は完全な単独走。3区は今季5000メートルで日本人最速の吉居大和(3年)も区間2位に2分7秒の差をつける圧倒的な走りを見せた。吉居は「監督から『突っ込んで、粘って、ラストスパート』と言われ続けてきて、そのようなレースはできた」と胸を張った。

 昨年は、県予選で2時間5分40秒と全国ランク1位で都大路に臨みながら、1区の吉居が42位と出遅れが響き11位に終わった。真名子監督は「去年はプレッシャーに負けた。ただ、その経験が選手を強くした。全国で勝つにはそれ以上のプレッシャーがないといけないと思っている」と手応えを見せる。全国の目標も、あくまで「神の領域」だ。菊地主将は「今回、全員でいい記録を出せて自信がついた。本番でも全力で戦って優勝とタイムを狙っていきたい」と決意。驚異的なスピードを、今度こそ京都で見せつける。(遠藤 洋之)

 ◆04年の仙台育英 5000メートルの高校日本記録(13分39秒87)の佐藤秀和や、のちの北京五輪マラソン優勝のサミュエル・ワンジルらを擁し、2時間1分32秒で2年連続5度目の優勝。当時の渡辺高夫監督が戦前「1分台なら神の領域」と語っていたことから、その通りの結果に「神の領域」と称された。この大会記録は15年に世羅(広島)が2時間1分18秒で塗り替えている。

最終更新:10/22(火) 17:41
スポーツ報知

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